東京オリンピックで正式種目となって一躍有名になった「3×3」。
「バスケットボール」より小さいコートで行うミニバスケのようですが、元はストリートバスケの「3on3」というものから来ています。
それでは、この「3on3」とはどういう意味でしょうか。
また、「バスケットボール」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「バスケットボール」と「3on3」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バスケットボール」とは?
「バスケットボール」とは、19世紀にアメリカで誕生した球技で、5人のチームでボールを取り合って、相手のゴールにあるバスケットに上からボールを入れれば得点になるものです。
ゲームは10分間のピリオドを4回行って合計の点数を競います。
点数は「スリーポイントライン」外からのシュートは3点、中からのシュートは2点、フリースローは1点です。
「3on3」とは?
「3on3」とは、「スリーオンスリー」と読み、「バスケットボール」をベースにアメリカのストリートで生まれた球技であり、名前の通り3人対3人でボールを取り合ってバスケットに入れるゲームです。
ストリートで生まれたものなので、地域や状況によって大きくルールが違います。
このルールを統一したものを「3×3」(スリーバイスリー、スリーエックススリー)と言います。
ゲーム時間は10分のみで、通常の点数は2点と1点です。
「バスケットボール」と「3on3」の違い
「バスケットボール」と「3on3」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、ボールをバスケットに入れることで点数を取り合うスポーツであることは同じですが、基本的なルールや人数が違います。
「3on3」は前述のように、ストリートバスケのことであり、多くのローカルルールがあって明確に違いを論じることができないので、ここでは、「3×3」をベースに説明します。
「3×3」は、コートの大きさが「バスケットボール」の半分であり、通常の得点も2点と1点、ボールの大きさも若干小さう、さらにゲームの時間も10分とという違いがあります。
これらの違いによって、「3×3」のゲームはスピーディーで、一瞬で立場が逆転するため、見ていて分かりやすく、楽しいということが言えます。
まとめ
この記事では、「バスケットボール」と「3on3」の違いを、解説してきました。
前述のように、そもそも「3on3」は、ニューヨークなどで発展したストリートカルチャーの一つで、ラップやDJ、スケートボードと同じようにストリートのグループ同士が平和的に争うための方法でした。
今回スケートボードとともにオリンピックの競技となったために、世界中どこでも行えるカジュアルな競技として発展して行くでしょう。