この記事では、「掘り起こし」と「掘り出し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「掘り起こし」とは?
掘って土を返すことです。
開墾や畑仕事などで使われる言葉です。
また、今まで隠れていた物事や話などを見つけ出すことも意味します。
また、「掘り起こし」は、広く浅く、横に向かって掘る印象を与える言葉です。
「掘り出し」とは?
掘って外に出すことです。
埋まっていたものや価値のあるものを掘り出すという意味があります。
また、掘り出し物という言葉は、安くて良い品物のことを指します。
「掘り出し」は、深く狭く、下に向かって掘る印象を与える言葉です。
「掘り起こし」と「掘り出し」の違い
「掘り起こし」と「掘り出し」の違いを、分かりやすく解説します。
「掘り起こし」と「掘り出し」は、どちらも掘って土から何かを取り出すという意味を持つ動詞ですが、ニュアンスに違いがあります。
「掘り起こし」は、土の中に埋まっているものを掘って表に出すことを言います。
隠れていた話や記憶などを見つけ出すという比喩的な意味もあります。
その一方で、「掘り出し」は、土の中にあるものを掘って手に入れることを言います。
価値のあるものを見つけるという比喩的な意味もあります。
「掘り起こし」の例文
・『彼が畑を掘り起こしたら、見たことのないようなサイズのさつまいもが現れた』
・『過ぎた過去を掘り起こすことには、何の意味もない』
「掘り出し」の例文
・『このマーケットでは、沢山の掘り出し物に出会えることだろう』
・『この地脈を掘り出すと、何か出てくるかもしれない』
まとめ
「掘り起こし」と「掘り出し」は似ている言葉ですが、意味や使い方が異なります。
「掘り起こし」は、掘って土を返す、または掘って外に出すという意味です。
その一方で、「掘り出し」は、掘って見つける、または探して得るという意味です。
また、「掘り起こし」は動詞の「掘り起こす」の名詞形で、主に物理的な行為を表します。
「掘り出し」は名詞の「掘り出し物」の略で、主に価値のあるものを表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。