「存命」と「生存」の違いとは?分かりやすく解釈

「存命」と「生存」の違いとは?違い

この記事では、「存命」【ぞんめい】と「生存」【せいぞん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「存命」とは?意味

心臓が動いている状態であり、命を保っていることを「存命」【ぞんめい】といいます。

このような状態が使われる場面は、病気にかかった患者の命がまだあるが、細い糸で繋がっているような状態であり、治療方法を間違えば、いつ命を失うかわからないといったことを表す言葉です。

必死に生きながらえている状態や、なんとか命を保っているという人や生き物の状態を表します。


「生存」とは?意味

人が生きていることを表すのが「生存」【せいぞん】といいます。

心臓が問題なく動いている状態であり、元気に動いて勉強したり、仕事していることを伝えられる言葉です。

また、「高齢者の生存率」といったように使うときは、どの程度の人が生きているかを表せます。

「肺がんの生存率とは」といえば、生きられる確率を伝えられる言葉です。


「存命」と「生存」の違い

「存命」「生存」の違いを、分かりやすく解説します。

なんとか病人や大怪我した人が生きながらえている状態を「存命」といいます。

しかし、いつ命が消えるかわからない状態であるため、気は抜けないといった注意しなければならないという意味が含まれているわけです。

もう一方の「生存」は、人が生きていることを意味しています。

「生存数」といえば生きている人の数を表し、「生存率を集める」はこの先、どのくらい生きていられるか表記するのです。

「存命」の例文

・『兄の存命中に何かと世話を焼いてくれた叔父に挨拶へ行く』
・『海外に住む弟から連絡がこないため、存命すら分からない』

「生存」の例文

・『福島県の生存数を分かりやすくグラフにして表した』
・『ガンの生存率を調査して、書類に記載したものを医師に渡した』

まとめ

どちらも人の命があることを表せる言葉ですが、意味に違いがありますので、よく見比べてみてから状況に応じて使い分けてみるといいでしょう。

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