「慈しみ」と「憐れみ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「慈しみ」と「憐れみ」の違いとは?違い

人に対して強い愛情や同情を抱くことを表す言葉には「慈しみ」「憐れみ」があります。

この記事では、「慈しみ」「憐れみ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「慈しみ(いつくしみ)」とは?

「慈しみ」とは人に対して愛情を抱くことを表す言葉であり、愛おしいという感情を持つことを表します。

「慈しみ」の愛情は異性だけではなく家族や友人など普遍的なものであり、このような愛情は「慈愛」と表現されます。

「慈しみ」は主に無償の愛を表すものであり、子供や赤ちゃんのように弱い存在に向けられるのが特徴です。


「憐れみ」とは?

「憐れみ(あわれみ)」とは人の不幸や悲しみに対して同情することや、気の毒に思うことを表す言葉です。

この言葉に使われている「憐れ」は悲哀やかわいそうな姿に対する思いから、情緒深いことや感慨深いこと、慈愛や人情のような感情を表す言葉です。

「憐れみ」は基本的に相手の不幸や悲しみに同情を抱く時に使う言葉ですが、これを基にして慈愛や愛情を抱く時にも使うことが可能です。

「憐」を使った言葉には「憐憫」があり、こちらはかわいそうに思うことを表す言葉です。


「慈しみ」と「憐れみ」の違い

「慈しみ」は愛情を抱く時に使う言葉であり、「憐れみ」は同情したり気の毒に思う時に使う言葉です。

「憐れ」には慈愛や愛情を抱くという意味もあり、このことから「憐れみ」も悲しみに同情しつつ愛おしく思う時に使うことが可能です。

「慈しみ」の例文

・『仏の慈しみは巨大なものであり、世界全体を包み込んでいる』
・『母の慈しみはとても優しいものであり、いつも安心して過ごせました』

「憐れみ」の例文

・『傷ついた動物に対して憐れみの念を抱く』
・『同情や憐れみだけで人を救うことは不可能です』

まとめ

「慈しみ」は愛おしく思う時に使う言葉であり、「憐れみ」は同情や気の毒に思う時に使う言葉です。

「憐れみ」はこれ以外にもしみじみとした愛情を表す時にも使うことが可能です。

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