この記事では、「なら」と「ならば」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「なら」とは?意味
話し相手に対して、そのような状況であれば自分はこのようにすると考えを伝えるとき使うのが「なら」です。
例えば、雨が降っているなら、バスで病院に行くと伝えます。
また、取引先まで遠いならタクシーに乗って行こうと相手に自分の考えを提案するわけです。
主に、前文を条件としたとき次にくる言葉との関係を複文として文章にして表します。
「ならば」とは?意味
接続詞である「ならば」は、このようになるのであれば次はこういった答えになるだろうと自分なりの見解を表すとき使う言葉です。
例えば、3×3は9ならば、3×4は12だと答えを出します。
このようなことから、親しい友人が立って電車を待つならば、自分も座らずに待つと同じ考えを持つわけです。
元々は、「できることならば」という言葉であり、動詞の未然形である「成る」と接続助詞の「ば」を掛け合わせた言葉になります。
「なら」と「ならば」の違い
「なら」と「ならば」の違いを、分かりやすく解説します。
命令や意志を人に分かりやすく伝えるとき使うのが「なら」です。
「仕事が終わらないなら手伝ってもらえ」と上司が社員に指示する場面でも使われています。
前に述べた言葉の助詞として使えるものであり、「兎なら抱けます」と何をどのようにできるか伝えるとき使うわけです。
もう一方の「ならば」は、もしこうならばこうした方がいいだろうと思う自分の考えを表すとき使われています。
例としては、「もし自転車で行くならば、雨合羽を着た方がいいだろう」という考えを表すのです。
「なら」の例文
・『ここが開いていないなら、隣の店で食事しようと友人に伝えた』
・『私ならもう少し効率のいいやり方で仕事すると部下に伝えた』
「ならば」の例文
・『この店ならば、待たずに昼食が食べられると感じて入ることにした』
・『妹がヨガを始めるならば、私はフラダンスで痩せることにした』
まとめ
2つの言葉は使い方や意味に違いがありますので、自分なりにどのような状況を伝えるとき使えばいいかを考えてみて言葉にしてみるといいでしょう。