「国鳥」と「国蝶」の違いとは?分かりやすく解釈

「国鳥」と「国蝶」の違いとは?違い

国石や国花のように国を象徴するものはそれぞれの分野ごとに存在します。

「国鳥」「国蝶」はいったい何なのでしょうか。

今回は、「国鳥」「国蝶」の違いを解説します。

「国鳥」とは?

「国鳥」とは、「国を象徴する鳥」です。


「国鳥」の使い方

国の代表あるいは国の象徴となる鳥のことで具体的な選定基準はありませんが、国家機関や鳥類の学術機関が歴史的背景や文化的背景を踏まえた上で選定するのが一般的です。

その地域の固有種や希少種が選ばれることが多く、国民に広く親しまれていたり特別な存在だったりなどその国の象徴としてふさわしい鳥が選ばれます。

日本の国鳥は一万円札にも描かれている「キジ」です。

キジが国鳥に選ばれたのは1947年のことで民間機関の日本鳥学会により選定されましたが、国旗や国歌のような法律の裏付けはなく慣例として国鳥扱いされています。


「国蝶」とは?

「国蝶」とは、「国を象徴する蝶」です。

「国蝶」の使い方

美しい模様の羽を広げて飛ぶ蝶は昆虫の中でも特別な存在です。

その国を代表するあるいは象徴する特別な存在の蝶を「国蝶」といいます。

日本の「国蝶」はオオムラサキですが法律で定められているものではなく昆虫学会が選定したものです。

「国蝶」が定められている国は多くありません。

「国鳥」と「国蝶」の違い

どちらも読み方は「こくちょう」ですが「国鳥」は国を象徴する鳥のことで、「国蝶」は国を代表する情報意味するという違いがあります。

「国鳥」はでも多くの国々が定めていますが「国蝶」を定めている国は少数です。

「国鳥」の例文

・『アメリカの国鳥はハクトウワシである』
・『オジロワシは6カ国で国鳥に指定されている』

「国蝶」の例文

・『日本の国蝶はオオムラサキである』
・『昆虫に対する関心が薄い国は国蝶を定めていない』

まとめ

「国鳥」「国蝶」は読み方は同じでも指している対象が異なります。

国ごとにそれぞれ歴史や文化背景などもうかがえるので興味のある方は調べてみてください。

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