この記事では、「民主主義」【みんしゅしゅぎ】と「社会主義」【しゃかいしゅぎ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「民主主義」とは?意味
資本は国民が握っているため、自由に好きな仕事してその分の収入を得られるのが「民主主義」【みんしゅしゅぎ】です。
国民が自分の知識や資格を活かした仕事を見つけて存分に仕事で成果をあげればそれに見合った収入が得られます。
そのため、なかには年収が何千万、何億円と稼ぐ富裕層が生まれて高層マンションや高級車、宝石が売れるわけです。
国民が自由にお金を使い、好きな物を買うことで生産性も上がり、人々の働く意欲も向上して国の景気も上がります。
しかし、国からの支援はないため経営が傾けば倒産し、生活するのに困ることになるでしょう。
「社会主義」とは?意味
国民が平等にな暮らしができるよう国が資本を握って管理することを「社会主義」【しゃかいしゅぎ】といいます。
毎月一定のお金が入るため食べる分や住む所に苦労することがありません。
しかし、平等ではあるものの、国に給料の額を決められてしまうため、いくら稼いでもそれ以上の収入は見込めません。
そのため、毎月買える服や食料も自由にはならず、節約して切り盛りすることが求められます。
この主義が誕生したのは1917年のロシアであり、長い間ずっとこの体制が変わりませんでした。
国民は働く意欲を失ってしまう者が増えていくことで生産性も低下し、国全体の経済も低迷します。
「民主主義」と「社会主義」の違い
「社会主義」と「民主主義」の違いを、分かりやすく解説します。
個人が資本を持てるため、働けばその分に見合った収入を得られるのが「民主主義」です。
稼げば大きな家に住めて高級な車にも乗れますが、会社や店が倒産すればいつホームレスになるか分かりません。
また、金持ちとそうではない貧しい人との貧富の差が生まれやすくなります。
もう一方の「社会主義」は個人が資本を自由に所有できず、労働者は頑張っても多くの収入が見込めません。
しかし、誰もが一定の給料を得て同じ広さの部屋に住めるのが利点です。
まとめ
まったく正反対の主義を2つご紹介しましたが、国民が自由に生きて働ける社会であることが「民主主義」であり、国が資本を握ってしまうのが「社会主義」と覚えておくといいでしょう。