「密閉」と「密封」の違いとは?分かりやすく解釈

「密閉」と「密封」の違いとは?違い

この記事では、「密閉」【みっぺい】と「密封」【みっぷう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「密閉」とは?意味

隙間なく袋に食材や物を入れて空気を抜いて閉じることを「密閉」【みっぺい】といいます。

「密閉容器」に切った野菜とお酢を入れて空気を抜き、閉じたものを冷蔵庫に入れておけば短時間でお酢の漬物ができるのです。

このように、袋にものを入れて隙間なく閉めることを意味する言葉であり、医薬品では薬の他に異物が入り込まないよう封を閉じることを意味しています。


「密封」とは?意味

容器の蓋をぴっちり空気が入り込まないよう封をすることを「密封」【みっぷう】といいます。

「密封容器」に入れることで中に入れたものの腐敗を遅らせたり、劣化しないようにするときの効果的な入れ方です。

容器の中に微生物や気体が入り込まないようにすることがこの方法では大切なことになります。

格納容器の場合は蓋を固く閉めることが適切な「密封方法」になり、中のものが零れ落ちないようにする方法です。


「密閉」と「密封」の違い

「密閉」「密封」の違いを、分かりやすく解説します。

空気をよく抜いて袋を閉じたり、瓶の蓋をして中に入れたものの損失や腐敗を防げるように使われている保存方法が「密閉」です。

中に食材を入れて収納するのに適していますが、保存期間は短くなってしまいます。

もう一方の「密封」は、隙間がないように堅く封をして容器の中に入れたものが腐敗したり、汁が出ないようにできるわけです、酸素すら通さないため腐敗しにくく、保存期間を長くできる利点がある方法です。

「密閉」の例文

・『薬剤師は密閉容器に薬を入れて患者に渡すのが仕事である』
・『箱をガムテープでしっかり密閉すれば中からニオイが漏れ出ない』

「密封」の例文

・『有毒ガスが外に出ないよう坑道の出口と機械を密封する』
・『中に入れたものが郵送中に出てしまわないよう封書を密封した』

まとめ

中に入れたものがどのようになるかを考えた上で選ばれる方法になりますので、中に入れたとき漏れないようにするとか、腐敗を遅らせるかなど目的に応じて自分なりにどちらを選んだらいいかを考えてみるといいでしょう。

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