この記事では、「結果論」と「後付け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結果論」とは?
結果論は、けっかろんと読むのが正解な言葉です。
漢字で表記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、ある行為や原因から生じた結末といった意味の結果の漢字に、筋道を立てて述べるやりろんといった意味がある論の漢字を付け加える事により誕生した言葉となっています。
以上の事から結果論は、動機や原因を考慮せずに、物事の結果だけを見て行う議論といった意味を示すのです。
「結果論」の言葉の使い方
結果論は、文字通りに結果だけを見て行う議論という意味に用いられる言葉となっています。
具体的には結果が出てからしか分からない部分を使って、批判等をする際に使用すべき言葉です。
ただし、結果論に過ぎない、という風に否定する形式で用いられる事も多かったりします。
「後付け」とは?
後付けは、あとづけと読むべき言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば分かる事ですが、ある時点からのちや、うしろ等の意味を持っている後の文字に、書きつけや運等の意味を有する付けの漢字を組み合わせる事によって、成立した言葉となっています。
だからこそ後付けは書籍等の後書きや、後から付け足す事を表す言葉です。
「後付け」の言葉の使い方
後付けは、主に後から付け足すという意味で使われる言葉となっています。
後から判明した事実を踏まえた上で、特定の主張を行う時等に、この後付けという言葉を使用して表現したりするのです。
「結果論」と「後付け」の違い
結果論と後付けの文字表記を比べれば、使用している文字も読み方も、全然違う言葉同士であると気付く事が出来ます。
所が表す意味には似ている部分があるので、それぞれの言葉の意味を理解するのが大事です。
まず結果論は、原因等を考えずに、物事の結果だけを見て行う議論という意味を示します。
一方の後付けは、主張等を後から付け足す、といった意味を表すのです。
まとめ
2つの言葉は、見た目や読み方は似ていませんが、どちらも後から何かを行うといった同じ様な意味合いを持っています。
もっとも結果論は、物事の結果だけに着目して行う議論といった意味として用いられているのです。
対する後付けは、後から何らかのものを付け足す、という意味に使用されています。