「激務」と「過労」の違いとは?分かりやすく解釈

「激務」と「過労」の違いとは?違い

この記事では、「激務」「過労」の違いを分かりやすく説明していきます。

「激務」とは?

「激務」とは仕事や労働内容が多く非常に忙しいことを指す言葉です。

通常であればいくつか仕事を引き受けていたとしても合間合間に一休みしたり一息つく時間程度はありますが、そうする時間すら惜しいほどに仕事に追われている状況が「激務」と言えます。

一休みする間もないので働く側からしても疲労が溜まりやすくなりますし、集中力が続かず再確認の時間も十分に取れなくなるので仕事のミスが増える可能性も高まるという問題の多い状況です。


「過労」とは?

「過労」とは体や精神を酷使し続けた結果疲労が慢性的に溜まっている状態を指す言葉です。

疲労困憊の状態であっても丸一日だけ体を動かし続けたせいで疲れて動けないという場合は「過労」にあたりません。

現代で最も疲れやすい要因は仕事であり休む時間も少なくなる過重労働によって引き起こされることが多いですが、家事や育児におわれてなど労働以外の理由で「過労」になることもあります。


「激務」と「過労」の違い

「激務」「過労」の違いを、分かりやすく解説します。

仕事が多くて落ち着く時間が足りなくなるほど非常に忙しいことが「激務」で、体や心が十分に休みきれず疲労が慢性的に蓄積している状態が「過労」です。

「激務」は仕事の状況であり「過労」は体の調子や状態という違いがあります。

また「激務」は1日だけ非常に忙しい場合でも使われますが、「過労」は1日だけの疲れでは使われず数日間以上に疲れが溜まって取れない状態に使われる言葉です。

他にも「激務」は仕事だけですが「過労」は仕事以外が原因の疲れにも使われるという点も違いでしょう。

まとめ

「激務」「過労」に繋がることもしばしばありますが、「激務」「過労」がそれぞれ同じ意味の言葉という意味ではありません。

連日の「激務」という状況によっても発生する可能性があるのが「過労」という状態だと区別しておきましょう。

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