この記事では、「言い方」と「言い回し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言い方(いいかた)」とは?
「言い方」とは、「言いよう」や「言葉づかい」、「話し方」を意味する言葉です。
「言い方」の類義語には「物言(ものい)」い」や「言い草(いいぐさ)」、「言葉つき」や「言葉尻(ことばじり)」、そして、後述する「言い回し(いいまわし)」などがあります。
「言い方」の使い方
「言い方」は名詞として使われています。
「言い回し(いいまわし)」とは?
「言い回し」とは、「言葉の表現のしかた」や「口のきき方」を意味する言葉です。
「言い回し」の類義語には、先述した「言い方」をはじめ「言葉づかい」や「言いよう」、「弁舌」や「話術」などがあります。
「言い回し」の使い方
「言い回し」は名詞として使われています。
「言い方」と「言い回し」の違い
「言い方」と「言い回し」はどちらも「言葉づかい」や「言いよう」などの意味を含める言葉になります。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「言い方」の例文
・『ちょっとした言い方の違いによって、相手が受ける印象は大きく異なる』
・『彼は良い言い方をすれば真面目であるが、悪い言い方をすれば融通が利かない』
・『先輩に自分の意見を主張するときは、もう少し言い方に気を払ったほうがよい』
・『彼は敢えて厳しい言い方で友人の悪癖を指摘した』
「言い回し」の例文
・『トーク番組での独特な言い回しがきっかけとなって、この芸人はブレイクした』
・『講師の言葉巧みな言い回しに思わず聞き入ってしまった』
・『彼は営業マンであるだけあって、物の言い回しがとても上手だ』
・『彼女のインタビューでの言い回しはシャレが利いていながら品もあった』
まとめ
「言い方」と「言い回し」はどちらも「言葉づかい」や「言いよう」などを意味する言葉です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。