この記事では、「研修」と「実習」の違いを分かりやすく説明していきます。
「研修」とは?
「研修」(けんしゅう)は学問や仕事に必要とされる広い知識やスキル得るために、やコースなどに参加して学ぶことです。
「海外研修」や「社内研修」「研修旅行」などの言葉は誰もが耳にしたことがあるはずです。
また「海外研修」や「研修旅行」と行っても、半分遊びだと言うケースもあるようです。
「実習」とは?
「実習」(じっしゅう)は実際に現場で学ぶことです。
本などでも知識は得られますが、やはり実際に体験しなくては学べないこともあります。
「実習」を含む言葉には、「教育実習」「調理実習」「実習生」などがあります。
例えば「教育実習」では実際に学校で教えるのを体験します。
大学の講義や本から学んだ知識だけでは、実際に教師として働くには不十分なので、実習でスキルを鍛えることが重要になります。
「研修」と「実習」の違い
「研修」と「実習」の違いを、分かりやすく解説します。
「研修」は参加しても必ずしも現場で体験したり、技能を磨いたりする必要はなく、どちらかと言えば、知識を広げるためのものです。
しかし「実習」となれば、必ず現場での体験が必要になります。
例えば建築学部の学生がヨーロッパでお城を見学するのは「海外研修」と言いますが、「海外実習」とは言いません。
しかし農学部の学生がヨーロッパの牧場で実際に仕事に従事すれば、これは「海外実習」になります。
「研修」の例文
・『彼はニューヨークでの研修を終えて帰国しました』
・『明日は社内研修の手伝いをするから本社へ行きます』
「実習」の例文
・『今は教育実習を終えてホッとした気分だ』
・『海外からの実習生の受け入れに関しては、色々と問題がある』
まとめ
「研修」と「実習」のはっきりとした違いを聞かれても、きちんと答えられない人もいます。
「研修」は知識アップにつながり、「実習」は技能や技術アップにつながると覚えておくと良いでしょう。
