「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の違い
1. 「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の使い方の違い
2. 「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の英語表記の違い
「待ち合わせ」の意味
「鉢合わせ」の意味
まとめ

「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の違い

「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の違いについて紹介します。

「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の使い方の違い

「待ち合わせ」は、「相手と事前に時間や場所を決めて集まること」に使います。

最初からお互いが出会うことを前提にしています。

「鉢合わせ」は「相手と偶然ばったり出会うこと」「相手とある場所でぶつかること」に使います。

お互いが出会うことは全く予測していません。

「待ち合わせ」と「鉢合わせ」の英語表記の違い

「待ち合わせ」は英語で「meet up」と言い、「meet」は「会う」「出会う」という意味です。

“Let’s meet up at 3 p.m. tomorrow at the station.” (明日3時に駅で待ち合わせしましょう)

「鉢合わせ」には以下の2つの英語表現があります。

1つ目は「bump into」で、「ばったり出会う」「偶然会う」「ぶつかる」という意味があり、「鉢合わえ」と同じです。

“I bumped into my friend Yesterday at the cafe.”

(私は昨日カフェで友達と鉢合わせした)

2つ目は「run into」で、こちらも「走り込む」という意味から「ばったり会う」「偶然会う」「ぶつかる」という意味で使われます。

“I ran into my mother at the supermarket.”

(スーパーで母親と鉢合わせした)

前後の文章により「ぶつかる」という意味でも使われます。

“I ran into a bicycle when I turned a corner.”

(私は角を曲がった時に自転車と鉢合わせした=激突した)

「待ち合わせ」の意味

「待ち合わせ」は「まちあわせ」と読みます。

意味は「あらかじめ日時や場所を決めて、そこに集まること」です。

一人の相手、または複数の人達と、日にちや時間、場所を決めて、全員がそこに集合することを言います。

基本的には目的があり、その前段階として全員がその場所に集まる時の表現です。

早く来た人は他の人達を待つことから「待ち合わせ」と言われますが、全員同時に集まった時には待たずに次の行動に移ります。

「待ち合わせ」の使い方

「待ち合わせ」は、「事前に日時や場所を決めて集まる時」に使われます。

集まるのは相手と自分だけのこともあれば、部活やグループなど集団のこともあります。

「待ち合わせ」は「約束した段階」でも使える言葉で、当日予定がキャンセルになったり、約束した人が来なかった時でも使われます。

「待ち合わせ」を使った例文

・『待ち合わせの時間よりも30分以上早く着いてしまった』

・『彼はいつも待ち合わせに10分以上遅れてくる』

・『待ち合わせの場所を間違えてしまい焦った』

・『携帯電話は待ち合わせにのマストアイテムだ』

・『友達と待ち合わせて映画を観に行く』

「待ち合わせ」の類語

・「落ち合う(おちあう)」
あらかじめ打ち合わせておき、ある場所で一緒になることを言います。

・「デート」
恋人同士が約束して時間と場所を決め、遊びに出かけることを言います。

「待ち合わせ」の対義語

・「すれ違い(すれちがい)」
お互いが出会うことなくその場所を通り過ぎてしまうことです。

「鉢合わせ」の意味

「鉢合わせ」は「はちあわせ」と読み、以下の2つの意味と使い方があります。

1つ目は元の意味で「頭と頭がぶつかり合うこと」です。

2つ目は上記から転じて「思い掛けなく出会うこと」という意味です。

どちらの意味でも使われるので、前後の言葉で使い分けが必要です。

「鉢合わせ」の由来は、「鉢」の形が「頭」「頭蓋骨」に似ていることから来ています。

鉢ガツンとぶつかる様子を固い頭がぶつかる様子になぞらえた言葉です。

「鉢合わせ」の使い方

「鉢合わせ」は、「ぶつかること」「ばったり出会うこと」に使われます。

お互いがその場所で相手にぶつかったり、出会ったりすることは全く予測していません。

情況としては、相手も自分もある地点に向かっていて、その途中でぶつかる様に出会うことになります。

正面から出会うこともあれば、曲がり角などえ出会うこともあります。

また、自分の嫌いな人や避けたい人にばったり出会ってしまった時などに使われることもあります。