「スタミナ」と「根性」の違いとは?分かりやすく解釈

「スタミナ」と「根性」の違い生活・教育

この記事では、「スタミナ」「根性」の違いについて紹介します。

スタミナとは?

スタミナとは、肉体的な耐久力のことをいいます。

英語の「stamina」をそのまま日本語読みした言葉になります。

日本語では、体力や精力、持久力と訳されることが多いです。

体力は生命活動に必要な能力のことで、心肺能力や筋力、敏捷性といった能力を総合したものです。

精力は心身を働かせる元になる力のことをいいます。

持久力は、長時間にわたって一定の負担に耐える力を意味しています。

また、英語の「stamina」には疲労や苦労に耐える持久力といった意味があります。

スタミナは、疲れにくさを表す言葉といえるでしょう。

「スタミナがある」とか「スタミナがつく」といった使い方をします。

それから栄養補給を目的に販売されている栄養ドリンクのことをスタミナドリンクといったりもします。

スタミナ料理ということもあり、疲労回復や滋養強壮に効果のある食材を使った料理を指すことが多いです。

スタミナ料理に使われることが多い食材としては、ニンニクやニラ、豚肉などが挙げられます。

ニンニクにはアリシンという栄養素が含まれていて、疲労回復に効果的です。


根性とは?

根性とは、苦しみや困難に耐えて事を成し遂げようとする強い気力のことをいいます。

苦難に屈しない精神のことを表す言葉です。

また、その人が本来持っている性質という意味もあります。

根性は元々、仏教用語として使われていました。

根性の「根」は力があって強い働きを持つものを表しており、「性」は性質を表しています。

仏教において仏の教えを受ける者の資質を表す言葉でした。

根性という言葉には良い意味も悪い意味もなかったのですが、徐々に好ましくない人の性質を表すようになります。

盗人根性とか野次馬根性といったりします。

その後、根性はスポーツとの関わりが深くなり、良い意味で使われるようになりました。

根性がある人といえば、物事を最後までやり抜く人という好ましい意味で使われています。

苦難に直面してもやり抜く強い気力があれば目標を達成できるという根性論という言葉もあります。


スタミナと根性の違い

スタミナは肉体的な耐久力を表す言葉で、根性は精神的な強い気力を表す言葉です。

スタミナは体力や精力、持久力などを表しており、高い運動能力を長時間にわたって維持できる能力のことをいいます。

トレーニングによってスタミナをつけることもできます。

それに対して根性は目に見えるものではなく、トレーニングをしたからといって高められるものではありません。

根性には元々備わっている性質という意味もあります。

ただし、最近ではスポーツの場でも、科学的な根拠に基づいたメンタルトレーニングなども行われるようになってきました。

まとめ

スタミナと根性の違いは、肉体的なものなのか精神的なものなのかにあります。

スタミナは肉体的な持久力を表すもので、根性は精神的な強い気力のことを表すものです。