「長所」と「特技」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「長所」と「特技」の違い生活・教育

この記事では、「長所」「特技」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「長所」と「特技」の違い

「長所」「特技」の違いは、性格上で優れている点か、他人より優れた芸であるかという点です。

具体的に言うと「長所」は性格の事を指しますので「慎重である」や、「冷静沈着である」などと言ったものになります。

一方「特技」は実際に行える芸の事を言いますので、「ピアノを弾ける」だったり、「ダンスを踊れる」と言った具体的な事を指します。


「長所」と「特技」の英語表記の違い

「長所」は英語では“strong point”と表現されます。

一歩「特技」はいくつかの表現方法がありカジュアルな“good at”「~が得意である」という意味です。

フォーマルに表現したい場合は“I’m skilled in”などが挙げられます。


「長所」の意味

「長所」とは、自分の優れている考え方や性格、行動の事を指します。

就職活動の面接時、あるいは履歴書などに「短所」と合わせて聞かれたり、記入したりする機会があります。

「長所」とは、自分がどのように考え、行動するのかを自分で正しく把握できているかが重要です。

「長所」の使い方

「長所」は主に、就職活動の面接時の質問として聞かれたり、履歴書などに記入する欄があったりします。

「長所」とは自分が性格や行動、考え方で他人と優れている事を伝える時に使います。

具体的な「長所」の例を挙げて見ると、「責任感が強い」「コミュニケーション能力が高い」「慎重である」「ポジティブ思考である」などが挙げられます。

また自分の「短所」を逆手にとって「長所」に言い換えて使用することもできます。

例えば「優柔不断」という「短所」は、逆を考えれば「慎重」だと言い換えられます。

企業が「長所」を聞く理由と言うのは、雇用した際にその人がどのような人で、どのような活躍ができるのかを判断したり、客観的に自分を把握できているのか判断するためですので、自分自身をいかに把握できているかが重要です。

「長所」を使った例文

・『面接時に長所を聞かれたが、曖昧な返答になってしまった』

・『私の短所はコミュニケーション能力が高く、誰とでもすぐ打ち解けられることだ』

・『履歴書を書くため、友人に私の長所はどこかと聞いた』

・『長所が思いつかなかったので、短所を長所に言い換えることで解決した』

・『長所と短所は、面接時には必ず聞かれる事なので、しっかり答えられるようにしておこう』

「長所」の類語

「長所」の類語として、「利点」が挙げられます。

「利点」とは有利な点という意味や好都合な点という意味で「長所」の類語となります。

他にも「強み」という言葉も類語に挙げられ、頼りになる優れた点という意味を持っており、「長所」と似た意味となっています。

「長所」の対義語

「長所」の対義語としては「短所」があります。

「短所」とは、自分の性格や行動、考え方の欠点を表しますが、そのほとんどは「長所」に言い換える事ができます。

「特技」の意味

「特技」とは、特別な技を意味します。

その人が持っている他の人と比べて優れている技術や芸、能力などのことを言います。

趣味とは少し違っていて、「特技」は単なる楽しみの範囲ではなく、それ以上のスキルや知識を持っている事を言います。

「特技」の使い方

「特技」には色々な例があります。

例えば、英会話や楽器の演奏、色々なスポーツや、芸術的な物作る事などが挙げられます。

それらが、ただの楽しみの範囲ではなく他人よりも優れていると自覚している場合「特技」と呼べるでしょう。

「特技」を使った例文

・『私の特技は、外国人と問題なく話せる英会話である』

・『小学生の頃から10年以上続けているピアノは特技と言っていいだろう』

・『彼の特技は絵が非常に上手な事だ』

・『面接時に特技を聞かれたので、ギャンブルと答えたら面接官に苦笑された』

・『多趣味な私は趣味の域を超えた特技とも呼べるものが多数ある』

「特技」の類語

「特技」の類語として、「取柄」があります。

「取柄」とは、とりたてて優れた点という意味で「特技」の類語と言えるでしょう。

他にも「専売特許」「十八番」「お家芸」などが挙げられます。

「特技」の対義語

「特技」の対義語とまでは言えませんが、「趣味」は対義語に近い言葉かもしれません。

「趣味」「特技」とは違い、自分で楽しむ範囲のものを指しまので、「特技」まで洗練されている技術では無い事を「趣味」と表わします。

まとめ

「長所」は、自分の優れた考えや性格の事を指し、「特技」は、楽しみの範囲を超えている芸の事を指します。

面接の時の質問や、履歴書を記入する際に必ずと言っていいほど登場する「長所」「特技」ですが、それぞれ明確な違いがありますので、混同して違う事を書いてしまったり、答えてしまったりしないように注意が必要です。