ここでは、「望み」【のぞみ】と「希」【のぞむ・のぞみ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「望み」【のぞみ】とは?意味
自分がこのようになったらいいと思って願うことを「望み」【のぞみ】といいます。
日常的に人が仕事でいい成果を出して上司から気に入られる社員になりたいとか、大学を卒業するまでバイクの免許証が取りたいなど少し頑張れば手が届く夢を見ることが「望み」になるわけです。
今よりもいい状態になるよう「望む」ことを頭に思い浮かべてかなうように願い、前向きに生きる人のさまを表します。
「希」【のぞむ・のぞみ】とは?意味
たやすく達成できない願いを「希」【のぞむ・のぞみ】といいます。
かなわないことを願って夢見る人の願望を込めて表す言葉です。
達成できないと思うからこそ人の願う気持ちはしだいに強くなっていき、達成してみせようとして頑張るようになります。
このような意味から、幾度の困難もたくましく自力で乗り越えて思い描いたことを実現できる人になってほしいと、女の子供には「希」と付けて「のぞみ」と呼ぶことがある名前です。
「望み」と「希」の違い
「望み」と「希」の違いを、分かりやすく解説します。
日々の暮らしの中で、少しだけこのようなことになったらいいと思う願望を思い浮かべるのが「望み」です。
いつか吹き抜けがあるマンションに住みたい、船舶免許証を取得して小型船を運転したいなど些細な願望を願い、実行に移したいと思うことを意味するわけです。
もう一方の「希」は、なかなか普通では手が届かない願いを思い浮かべることであり、滅多に実現しないことを夢見るとき使われています。
「望み」の例文
・『東京で一人暮らしして、大学に通って学ぶのが私の望みだ』
・『米国に行って本場の踊りを習得することが望みをかなえたい』
「希」の例文
・『アイドルの祐樹君と遊園地デートする希はかないそうにない』
・『美人モデルと結婚して、子供は5人作る希はかなわないだろう』
まとめ
自分の願いを表す言葉ですが、手が届くようなことを思い描くのが「望み」であり、とうていかなわないと分かっていても願うことを「希」と覚えておくといいでしょう。