「還付金」と「返還金」の違いとは?分かりやすく解釈

「還付金」と「返還金」の違いとは?違い

この記事では、「還付金」「返還金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「還付金」とは?

「還付金」とは何らかの支払いについて過剰に支払われていた場合に過剰分を返すお金です。

所得税を例年通り支払っていたけれどなんらかの控除で所得税が減額になった場合などが代表的で、この場合控除での減額分が還付金として戻ってきます。

戻ってくるのは過剰になっていた分だけで、元々支払う必要があった部分は当然戻ってきません。


「返還金」とは?

「返還金」とは契約が解約された場合に、契約した人に返ってくるお金です。

例えば年間1万円でサービス利用の契約をして、半年で契約を解除した時に残りの半年分の利用料が払い戻されるという場合返還金になります。

返還金は契約した時点では契約の上で適切な金額を支払っていて、過剰な支払いをしたわけではありません。

契約が途中で破棄されたからこそ残った分が結果的に過剰という扱いになったため、残りの割合部分を返還するというのが返還金になります。


「還付金」と「返還金」の違い

「還付金」「返還金」の違いを、分かりやすく解説します。

お金を過剰に支払ってしまった場合に返ってくるのが「還付金」で、契約が途中で破棄された場合に返ってくるお金が「返還金」です。

「還付金」は過剰に支払ってしまった金額に左右されますが、「返還金」は契約時に支払った金額と解約したときに残っていた契約期間、契約時の条件などに左右されます。

また「還付金」は主に税金など公的機関での支払いに関係することが多いですが、「返還金」は公的機関からだけではなくむしろ任意で契約と解約ができる企業のサービスに関係することが多いです。

まとめ

過剰に支払った場合にだけ返ってくるのが「還付金」で、契約を途中で解約した時に返ってくるのが「返還金」というのが両者の違いです。

「還付金」の場合はお金が返ってきたあとも支払いの義務に対する権利は受けられますが、「返還金」の場合お金が返ってくるということは契約が無効になっているということなので、それまで受けられていたサービス等は受けられなくなります。

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