この記事では、「無茶苦茶」【むちゃくちゃ】と「滅茶苦茶」【めちゃくちゃ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「無茶苦茶」とは?
やっていることが度を越えていて、まったく理にかなっていないと思わせるさまを「無茶苦茶」【むちゃくちゃ】といいます。
人から見て無理だろうと感じるのに、平気で手を出し、ひどい有様となっている人の姿はとても救いようがないと感じるわけです。
例えば、いくら60km以上出せる自転車であっても、車と速度を競って走る姿はあり得ない行為であり、「無茶苦茶」と感じさせます。
「滅茶苦茶」とは?
まったく現実離れしたさまを「滅茶苦茶」【めちゃくちゃ】といいます。
例えば、床には食べ終えた弁当箱や飲んだペットボトルがたくさん転がり、脱いだ服はそこら辺に落ちているといったさまは酷く散らかっていて「滅茶苦茶」に見えるのです。
このように、程度が普通の状態よりも度を越えていて、人を驚かせる状況や行動を指します。
「無茶苦茶」と「滅茶苦茶」の違い
「無茶苦茶」と「滅茶苦茶」の違いを、分かりやすく解説します。
物事の順序を守らず、自分勝手に行動して取り乱すさまを「無茶苦茶」といいます。
やっても無駄だろうと思うほど自分の力の度合いも分からず実行して、苦しむ人の行動は他人から見ても「無茶苦茶」と感じてしまうのです。
もう一方の「滅茶苦茶」は驚くほど散らかっていたり、汚れている状況を見たときに使います。
また、狭い場所に多くの人が集まり、時間も気にせず騒いでいる状況も「滅茶苦茶」というわけです。
「無茶苦茶」の例文
・『無茶苦茶な回答に生徒は怒りを隠せなかった』
・『高い金を払っても無茶苦茶なサービスに嫌気がさす』
「滅茶苦茶」の例文
・『空き家は滅茶苦茶な状態のまま9年も放置されている』
・『滅茶苦茶な話だと多くの人はその場から立ち去った』
まとめ
とても似ている言葉ですが、使う状況に違いがありますので、使い方に工夫して、どのような状態であるかうまく伝えてみるといいでしょう。