「木漏れ日」と「陽だまり」はどちらも差し込む日の光を意味する表現です。
2つの言葉が表しているのはそれぞれどのような状態で何が違うのでしょうか。
今回は、「木漏れ日」と「陽だまり」の違いを解説します。
「木漏れ日」とは?
「木漏れ日」とは、「木々の隙間から漏れ落ちるように降り注ぐ日の光」を意味する言葉です。
「木漏れ日」の使い方
木がたくさん生えている森や林では生い茂る木々に遮られて日光が地上まで届かず暗い影になっています。
木の幹や枝は規則的なものではないため密集していてもどこかに隙間ができ間が空いているので大部分の日光を遮られてもわずかな光がすき間を通って漏れるように差し込んできます。
日の光の大部分を遮る木々の間からこぼれ落ちるようにして地上に差す光を表す言葉が「木漏れ日」です。
「陽だまり」とは?
「陽だまり」とは、「日光がよく当たっていて暖かい場所」を指す言葉です。
「陽だまり」の使い方
地面の一部に水が溜まっている場所のことを「水たまり」といいます。
水たまりの水を日光に置き換えたものが「陽だまり」です。
一般的には全体的に日光があまりよく当たらない場所において一部分だけ日の光がよく当たり暖かくなっている場所を表します。
「木漏れ日」と「陽だまり」の違い
「木漏れ日」と「陽だまり」の違いは「木」です。
どちらも全体的に日光が当たっておらず暗い場所で一部分だけに光が差し込む様子を表す言葉ですが樹木に遮られている光の一部が差し込む様子を「木漏れ日」、光を遮っているものが何であるのかを問わず一部にだけ日光が差し込み暖かくなっている様子を表すのが「陽だまり」という違いで区別されます。
「木漏れ日」は木がある時だけ用いられる表現なのに対し「陽だまり」は木の有無を問わず使える表現です。
まとめ
「木漏れ日」と「陽だまり」はどちらも一部にだけ差し込む日光を表す言葉ですが様子はまったく異なります。
それぞれの意味を理解し状況に合わせてふさわしい表現を使いましょう。