この記事では、「月極」と「月額」の違いを分かりやすく説明していきます。
「月極」とは?
「月極」は「つきぎめ」と読みます。
意味は、「契約などを一か月単位の条件で決めること」です。
基本的に駐車場と新聞に使われる言葉で、一か月ごとに条件を決めて契約を結んだり、更新したりする制度のことです。
「月極」の言葉の使い方
「月極」は名詞・形容動詞として「月極だ・である」「月極駐車場」「月極契約」などと使われます。
「月」は「天体の月」から転じて「一年を一二分にした期間」という意味、「極」は「きわ(める)・き(める)」とも読み「端まで行きつくす」「きめる」「取り決め」という意味、「月極」で「1ヵ月ごとに取り決める制度」になります。
「月極」は「月極め」として昔から使われていましたが、法制度が整うに従い「定期契約」などの言葉に改められました。
ただし、駐車場や新聞などはまだ地元密着型の商売で、特に言葉を改める必要がなかったために「月極」が使われて続けているとされています。
「月額」とは?
「月額」は「げつがく」と読みます。
意味は、「1ヵ月あたりの金額のこと」です。
あるサービスを利用するのに、毎月いくらかかるのか、その金額を表す言葉です。
「月額」の言葉の使い方
「月額」は名詞として「月額1000円」「月額表示」「月額払い」などと使われます。
「月」は「一年を一二分にした期間」という意味、「額」は「ひたい」とも読み「壁などに掲げる書き物」から転じて「金銭上の数値」という意味、「月額」で「1ヵ月ごとの金銭上の数値」になります。
「月極」と「月額」の違い
「月極」は「1ヵ月ごとに取り決める制度」です。
「月額」は「1ヵ月ごとの金銭上の数値」です。
「月極」の例文
「月極」の例文は以下の通りです。
・『月極駐車場を契約する』
・『月極で新聞を取る』
・『駐車場は月極だが自動更新される』
「月額」の例文
「月額」の例文は以下の通りです。
・『エステを月額制で契約する』
・『月額1000円でコンテンツ配信を受ける』
・『リボ払いは月額が決まっている』
まとめ
今回は「月極」と「月額」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。