こちらの記事では、「双方」と「両方」の相違点に関して分かりやすく解説していきます。
「双方」とは?
双方は、そうほうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、二つや二つ並ぶといった意味を持っている双の漢字に、ほうがくや向きといった意味を有する方の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ双方は、関係するどちらもやあちらとこちらといった意味を表すのです。
「双方」の言葉の使い方
双方は、あちらとこちらやどちらも、といった意味の言葉として使われています。
ただし基本的に、人物に対して使用される言葉で、やや改まった表現なのでビジネスシーン等で使われる事が多く見られるのです。
「両方」とは?
両方は、りょうほうと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、二つや二つ共等の意味の両の文字に、起点から上下左右等に向かう線の向きといった意味がある方の文字を加える事で、完成した言葉です。
以上の事から両方は、二つあるものの二つ共とか、両者といった意味を示します。
「両方」の言葉の使い方
両方は、どちらもや両者共といった意味の言葉として用いられているのです。
口語的な言葉で日常会話でも登場する事が少なくない上に、人だけでなく物に対しても使用される言葉となっています。
「双方」と「両方」の違い
双方と両方の漢字表記を見比べれば、最初の漢字が双と両という違いがある事を発見可能です。
所が2文字目は同じ方であり、どちらもという同じ意味合いを持っています。
とはいえ双方は、少し改まった表現で、基本的に人物に対して使われる言葉です。
一方の両方は、口語的な表現で日常的に駆使される上に、人物や物のどちらにも用いられます。
まとめ
2つの言葉は、共通する漢字がある上に、どちらもといった同じ様な意味合いを指し示す言葉同士です。
ですが最初の漢字が違う事で、表現する意味合いのニュアンス等に相違点が生じています。
ちなみに双方は、やや改まった表現であるためビジネスシーン等で使用されており、人物に対して使用するのが基本です。
対する両方は、日常会話にも多く使われており、人物と物のどちらに対しも用いられています。