この記事では、「早速」と「直ちに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「早速」とは?
名詞、形容動詞として使用したときには、すぐに行うこと、またそのさまという意味です。
副詞として使用したときには、すぐにという意味です。
「早」という漢字には、速度がはやい、すみやかという意味があり、「速」という漢字には、はやい、すみやかという意味があります。
このことからこの言葉には、はやいこと、すみやかなことという意味があることがわかります。
どれくらいの早さをいうのか定義はありません。
たとえば、用事があってメールを出したとします。
そのメールに対して、ほとんど時間をおかずに返事がきました。
これはすみやかな行動だといえるでしょう。
話題になっている食べ物があるとします。
この食べもののことが気になったので、知ってすぐに購入をして食べてみました。
このようなさまも、この言葉が意味するものです。
「直ちに」とは?
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、間に何も存在せずに接すること、じかにです。
「その方法が直ちに成功するか定かではない」のような使い方をします。
もう一つの意味は、時間をおかずに物事を行うさまです。
ある場所で火災が発生し、消防署に連絡がありました。
連絡を受けた消防署では、消防士が時間をおかずに出動をします。
のんびりしていては、火災が広がってしまいます。
一刻も早く行動をしなければならないのです。
このような時間をおかずに行動するさまを意味します。
「早速」と「直ちに」の違い
「早速」と「直ちに」の違いを、分かりやすく解説します。
2つの言葉は同じ意味で使われることがあります。
「知らせを受けて~でかける」というようなとき、どちらの言葉でも使うことができます。
「早速の返事をありがとう」という使い方はしても、これをもう一つの言葉に置き換えることはありません。
まとめ
2つの言葉は同じように使うことができます。