2022年コンビニで人気になったホットビスケット、お茶受けの定番スコーンとはなにがちがう?この記事では、「スコーン」と「ホットビスケット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スコーン」とは?
スコットランドで生まれ、英国全域に広がったスコーン。
主に麦系をベースとした生地にベーキングパウダーと牛乳・バターを混ぜて焼き上げたものです。
英国では 砂糖の入れないタイプが主流です。
その理由としてはクローテッドクリームと各種ジャムをたっぷりとつけて食べるのが伝統的になっているからだと言っていいでしょう。
もちろんアフタヌーンティーとともに発展した文化ですので紅茶もスコーンには欠かせません。
「ホットビスケット」とは?
日本では米国スタイルのホットビスケットといえば、ケンタッキー・フライド・チキンで提供される程度で、それほど認知度は高くありませんでした。
しかし近年コンビニ大手三社が相次いで冷凍食品として発売し、クオリティの高さで人気を呼びました。
「スコーン」と「ホットビスケット」の違い
「スコーン」と「ホットビスケット」の違いを、分かりやすく解説します。
スコーンとホットビスケットは同一であると言えますし、別物だとも言えるでしょう。
その理由はスコーンは英国スタイルと米国スタイルで変わってくるからです。
基本的にブリティッシュ・スコーンはシンプルでホットビスケットと使っている材料、味付けともに変わりません。
強いていえばブリティッシュ・スコーンはクローテッドクリームとジャムをつけて食べるのがほぼ定義だと言っていいでしょう。
それに対するホットビスケットはメープルシロップや蜂蜜・ジャムなど決まりがないとも言えます。
米国スタイルのスコーンは具が入っており、生地に甘さを強めに打ち出しているのが特徴。
またおやつ・軽食で食べるために塩・胡椒で味付けをし、ハムやベーコン、コーン等バリエーションが豊かになっていると言えるでしょう。
まとめ
英国スタイルのスコーンとホットビスケットはほぼ同一のものであると言えます。
しかし米国スタイルのスコーンとホットビスケットでは外見からして完全に別物になると言えるでしょう。
英国スタイルとホットビスケットの一番の違いは紅茶、クローテッドクリームの有無になります。
紅茶とスコーンのアフタヌーンティーがクリームティーと呼ばれるほど浸透していることからもそれはわかるはずです。
米国スタイルのスコーンはクリームやジャムをつけることを前提しておらず味付け、具ともにしっかりしており、全てがホットビスケットとは別物だと言えるでしょう。