この記事では、「木綿(コットン)」と「麻(リネン)」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「木綿(コットン)」とは?意味
植物の綿(ワタ)の種子毛から作られる天然の繊維を「木綿(コットン)」と言います。
見た目が白い花であることから綿花【めんか】とも呼ばれる肌にとても優しい感触を持つところが下着や生理用品に採用されている素材です。
吸水性も高いため汗を吸い取るタオルや靴下、ナプキンにも使われていたり、通気性がいいことからスポーツウェアにも採用されています。
真っ白でとても軽い綿は色が染まりやすいことから何十種類と好みの染色に美しく染められるので、派手な色や独創的な色を好む女性用の服を作るために採用されている素材です。
個性的な色に染められたTシャツやパンツが揃い、若者からお年寄りまで幅広く愛用されています。
「麻(リネン)」とは?意味
吸水性がかなり高く、通気性がいいので夏に着るシャツとして冬は保温性に優れている機能性があるのが「麻(リネン)」になります。
汚れがついても洗剤を軽く付けて手もみか洗濯機で洗えば簡単に落ちるところがストレスなく使える素材です。
最初は少しクセがありますが、使うほど自分の肌にしっくりくると馴染みます。
しっかりした繊維で切れにくく、腰が強いところが使える素材でもあるため、ソファやクッション、ロールカーテンなどのインテリア用品にも使われている丈夫な布なのです。
「木綿(コットン)」と「麻(リネン)の違い
「木綿(コットン)」と「麻(リネン)」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも軽く、乾きやすいところが支持されている素材ですが、汗をかいても乾きやすく、肌にも優しいことから下着やTシャツに使われているのが「木綿(コットン)」です。
主に、綿花の花部分に白いワタが出てくるものを採取して糸にしたものであり、やわらかい肌触りであるため肌の弱い人や敏感な子供にも支持されています。
もう一方の「麻(リネン)」は、綿花の茎の部分からとれる原料であり、何年使っても破けにくく、丈夫なところが選ばれています。
茎の繊維質をあえて出し、バッグやスカート、ワンピースなど女性の服を作ったり、丈夫なところをいかしてポーチやランチマットとして販売することもある素材です。
まとめ
服やインテリア用品に使われている素材を2つご紹介しました。
やわらかさや丈夫さ、吸水性などさまざまな違いがありますので、実際に手に取って詳しく相違点を見比べてみるといいでしょう。