この記事では、「三角巾」と「バンダナ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「三角巾」とは?
怪我人が出たとき、応急的に処置するため腕や足に巻くものを「三角巾」【さんかくきん】といいます。
包帯として使うもので、腕を骨折したときは棒や板をあてがい、三角巾で包むようにして裾を首に掛けて保護するわけです。
他には一時的に頭を覆うときに使う布であり、様々な用途に使われています。
主に、直角二等辺三角形で何度も折り、引っ張っても切れにくいところを活かし、皮膚を切って血が出たとき止血する包帯として使う布です。
「バンダナ」とは?
木綿の布を絞り染めといった加工を施し、額や頭、首に巻きつけ、お洒落を楽しむ布を「バンダナ」といいます。
夏は汗が垂れ落ちないよう額に巻きつけたり、ベルト代わりとして腰に巻くなど幅広い用途に使えるのが魅力です。
形状は正方形で、独特な模様が個性を出したい人に最適な布になります。
また、サービス業の店員が髪の毛をまとめるのに頭を覆ったり、柄を見せるようにして腕に巻きつけて遊ぶわけです。
最近は癌で髪の毛を失った人の頭に巻くための布も出ていて、お洒落に使えるアイテムとなっています。
「三角巾」と「バンダナ」の違い
「三角巾」と「バンダナ」の違いを、分かりやすく解説します。
生地は簡単には切れず、強度がある作りが魅力の「三角巾」の色は清潔な白や落ち着いた茶、青が揃います。
「バンダナ」のように頭を覆い、端を固く結びやすくした三角形の布です。
大きさは大人であれば110cm×110cm、155cmを選ぶようにします。
もう一方の「バンダナ」の素材は木綿で絞り込んだものを指し、柄はペイズリーブやクラシックといった独特なものが揃うのが魅力です。
お弁当箱を包んだり、ハンカチ、汗拭き、口を覆ってマスク代わりにするといった用途に使います。
正方形の「バンダナ」は定番のサイズであれば四方53cmが一般的で、大人の頭にも巻き付けやすいのが利点です。
まとめ
汗を吸い取ったり、頭に巻きつけられるよう大きなサイズが揃う2つの布についてご紹介しました。
柄や色、大きさ、厚みなどに違いがありますので、調べてみるといいでしょう。