「年月」と「歳月」の違いとは?分かりやすく解釈

「年月」と「歳月」の違いとは?違い

この記事では、「年月」「歳月」の違いを分かりやすく説明していきます。

「年月」とは?

「年月」は、月日の流れについて年単位であるということを示しており、移ろいゆく季節を意味します。

なので、「年月」という言葉は表現において長い月日が流れたという意味になるのです。

これをあえて、月日という言い方にした場合、一か月程度の時間が過ぎ去ったという表現になるので、文法上弱い表現であると思った場合、「年月」という表現法を使用するというわけです。


「歳月」とは?

「歳月」は、一見すると歳という文字が人間の年齢を意味するので人間が一切年を取る月だと思うでしょうがそうではなく、この歳は春夏秋冬の季節のうちどれか一つの季節が過ぎ去ったという意味になります。

よって、この「歳月」という言葉の意味は一つの季節が過ぎ去った日という意味になるのです。

よって、春夏秋冬をおおよそで季節分けをした場合、3か月くらい過ぎ去ったという表現をしたい際に使用するのが「歳月」という言葉になります。


「年月」と「歳月」の違い

両者の違いは、過ぎ去る時間の概念が異なります。

「年月」は、一年という長い季節が過ぎたという表現になりますが、「歳月」は、実は季節にしますと一つ置き設が終わったということなので、3か月程度が過ぎたという意味になります。

よって、両者は「年月」が一年という長い季節が過ぎた、「歳月」はおおよそ3か月程度の時間が過ぎたという認識で十分です。

「年月」の例文

・『長い年月が過ぎた』

「歳月」の例文

・『幾ばくか歳月が過ぎた』

まとめ

「年月」については、年単位で時間が過ぎ去ったという考えになり、表現法において一年は過ぎたという表現になります。

「歳月」は、おおよそ3か月程度過ぎたというだけで、ここに『幾ばく』というような言葉を付け足せば、春夏秋冬のうちどの程度の時間が過ぎ去ったかわからないという意味になるので、6か月過ぎたかもしれないし、9か月過ぎたかもという表現になるわけです。

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