この記事では、革靴の「ストレートチップ」と「ウイングチップ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ストレートチップ」とは?
つま先部分に横一文字が見えるのが「ストレートチップ」です。
お洒落で品の良いデザインであるところが結婚式やお葬式、就職活動でも活躍し、職場にも履いて行けるマルチな革靴でもあります。
この「ストレートチップ」には宮廷靴にも採用されていた内羽根と、軍用靴として作られた外羽根、金属バックルでしっかりはめられるモンクストラップといった3つの種類が揃うのが魅力です。
また、ブローグを足してより見た目を個性的にしたバンチドキャップドゥ やハーフブローグ、クォータブローグという呼び方があります。
「ウイングチップ」とは?
甲の部分に「W」の文字に似た生地の切り替えが装飾のようにある革靴を「ウイングチップ」といいます。
この装飾は“Wing”(ウィング)と書いて鳥の翼という意味からきているものであり、つま先部分にはブローグという穴の装飾が施されているのが特徴的です。
また、メダリオンといった図形や線状に並ぶパーフォレーションが美しく革靴を飾ります。
靴の左右にも穴装飾を施し、どこから見ても紳士的なお洒落を醸し出す靴です。
「ストレートチップ」と「ウイングチップ」の違い
「ストレートチップ」と「ウイングチップ」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもつま先のデザインを示すものですが、「ストレートチップ」はつま先部分に一文字が横に入っていて、全体的に大人しめでクールなデザインとなっています。
そのため、面接や冠婚葬祭、ビジネスと幅広く履けるのが魅力です。
また、ハーフやクォータブローグといった呼び方をします。
もう一方の「ウイングチップ」は鳥が羽ばたいている姿に似た「W」のつなぎ目がつま先部分に施されていたり、靴の側面にも個性的なお洒落が楽しめる穴装飾が施されているところが違う点です。
まとめ
紳士の革靴に施された装飾を指す言葉を2つご紹介しました。
自分なりに資料や画像、店などで異なる点をじっくり見て、異なる点を比べてみるといいでしょう。