この記事では、「どんぐり」と「椎の実」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どんぐり」とは?
「どんぐり」とは、ブナ科の樹木の果実のことを言います。
または、ブナ科の中でも、ブナやクリなどを除いた樹木の果実を指す場合もあります。
さらには、ブナ科コナラ属の樹木の果実を表すこともあります。
「どんぐり」には「はかま」や「ぼうし」と呼ばれる「殻斗(かくと)」があります。
「どんぐり」の色は茶色で、褐色の「殻斗」のものが多く見られます。
「椎の実」とは?
「椎の実(しいのみ)」とは、「シイ(椎)」の樹木の果実のことを意味しています。
「シイ」はブナ科クリ亜科シイ属に分類されている常緑高木の総称を言います。
日本では「スダジイ」と「ツブラジイ」の二種類ですが、マテバシイ属の「マテバシイ」も「シイ」と呼ばれています。
「シイ」の開花時期は5月〜6月頃で、その多くが風媒花や虫媒花です。
翌年の10月に果実が熟します。
果実は堅果の「どんぐり」ですが、「椎の実」と呼ばれています。
「椎の実」は黒くて光沢があり、食用に利用されています。
「どんぐり」と「椎の実」の違い「どんぐり」と「椎の実」の違いを、分かりやすく解説します。
「どんぐり」は広義では、ブナ科の樹木の果実の総称を指しています。
一方、「椎の実」はブナ科のうち、主にシイ属に属する樹木の果実を表しています。
そのため、「椎の実」も「どんぐり」の一つに含めることができます。
また、「どんぐり」は主に茶色いですが、「椎の実」は黒色をしています「どんぐり」と「椎の実」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「どんぐり」は漢字で、「団栗」、「無食子」などと表記します。
また、「どんぐり」の英語表記は「acorn」になります。
今回は「どんぐり」と「椎の実」の意味や違いなどについて述べてきました。
「どんぐり」と「椎の実」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。