この記事では、「カタツムリ」と「エスカルゴ」の違いについて紹介します。
カタツムリとは?
巻貝の一種で、陸に棲んでいて殻を持っている生き物の総称になります。
特定の生物を指しているわけではなく、その定義は曖昧です。
日本には約800種類のカタツムリがいるといわれています。
ちなみに殻を持っていない場合には、ナメクジと呼ばれます。
カタツムリはあまり移動することがないので、地域ごとの種分化が起こりやすい生物です。
カタツムリは軟体動物で、基本的に夜行性なので夜に活動します。
これは、天敵である鳥から身を守るためでもあります。
そのほとんどは湿気が多いところを好みますが、乾燥している場所を好むカタツムリもいます。
エスカルゴとは?
フランス料理の食材として知られています。
エスカルゴ(escargot)はフランス語で、カタツムリや螺旋状という意味があります。
主に食用とされるのは、マイマイ科のカタツムリです。
ヨーロッパでは紀元前から食べられていました。
ブドウ畑などで飼育されていたようです。
フランスでは養殖が行われており、野生のものはあまり使用しません。
ブルゴーニュ産のものは品質が良いといわれています。
また、ブドウの葉で飼育すると品質が良くなるともいわれます。
カタツムリとエスカルゴの違い
カタツムリには沢山の種類があり、食用とされているのはその一部です。
マイマイ科のリンゴマイマイやプティ・グリ、グロ・グリといった種類があります。
これらのカタツムリのことをエスカルゴと呼んでいます。
現在は人工的に養殖が行われています。
日本に生息しているカタツムリは食用としては用いられていません。
食べられないわけではありませんが、カタツムリは広食性なので何を食べているか分からないので危険です。
エスカルゴも野生のものを食べることはまずなく、食材とするのは養殖されたものです。
まとめ
カタツムリには色々な種類があり、その中で食用としているものをエスカルゴと呼んでいます。