仕事をすることや働くことを示す言葉には「勤労」と「労働」があります。
この記事では、「勤労」と「労働」の違いを分かりやすく説明していきます。
「勤労」とは?
「勤労」とは事業者によって雇われて仕事をする場合や働いている状態を示す言葉です。
この言葉に使われている「勤」は「勤めて(つとめて)」と読み、意味としては仕事をするというものから、仏教の仕事や行為する時にも使われます。
「勤労」は自分から進んで働くという意味もあり、ほとんどの場合ポジティブな意味で使うのが特徴です。
真面目に働いたことを感謝する日としては「勤労感謝の日」が有名です。
「労働」とは?
「労働」とは人間がする行動や生産行為のことを示す言葉であり、身体や頭を使って色々なものを作り出します。
「労働」は人間が自然に働きかける行為全般を示すものですが、通常は仕事をする時に使います。
「労働」は色々な場面で使われますが、時にネガティブな意味としても使われるのが特徴です。
「強制労働」は古い時代から行われていたことで有名ですが、現代では「労働法」によって様々なルームが定められています。
「勤労」と「労働」の違い
「勤労」と「労働」はそれぞれ人間の仕事や行為を示す言葉ですが、ニュアンスが違います。
「勤労」はポジティブな意味として使われますが、「労働」は時にネガティブな意味として使い分けることが可能です。
「勤労」の例文
・『勤労感謝の日なのに休日出勤になってしまった』
・『勤労の対価としてお金を貰うことはとても幸せなことです』
「労働」の例文
・『その仕事は単純労働が多かったが、個人的には何も考えずに済むので好きでした』
・『労働基準法をしっかりと学ぶことで、万が一の時でも対応することが可能です』
まとめ
人間が自然に働きかける行為や仕事を示す言葉には「勤労」や「労働」があります。
ポジティブな意味として使われる「勤労感謝の日」は有名ですが、「労働感謝の日」というものは存在しません。