「デモ口座」と「リアル口座」の違いとは?分かりやすく解釈

「デモ口座」と「リアル口座」の違いビジネス・就職・転職

FX取引の広告などで使われる言葉として「デモ口座」「リアル口座」があります。

このふたつはどのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「デモ口座」「リアル口座」の違いについて解説します。

「デモ口座」とは?

「デモ口座」とは、「練習として実際の金銭をやりとりしないデモ取引に使用される口座」を意味する言葉です。


「デモ口座」の使い方

FX取引や証券取引などの金融取引を安全に実行するには知識や技術に加え経験が必要です。

経験を積むには実際の取引を重ねるのが一番ですが実際に取引するには資金も必要ですし損失のリスクも伴うため、練習のためとはいえ初心者が安易に手を出すのはとても危険です。

FX業者など金融取引業者は試しに取引してみたい人のために体験用のプログラムを提供しています。

金融取引を体験する架空の取引のことを「デモトレード」といいデモトレードに使う専用の口座を「デモ口座」と呼んでいます。

「デモ口座」は練習用の口座です。

体験できる取引は値動きも売買の仕組みも実際の取引と同じですが金銭のやりとりはなく架空の数字をやりとりするだけです。

業者側の思惑としては「デモ口座」で取引を体験し仕組みや使い方を理解してもらい実際にお金をやりとりする金融取引をはじめる顧客を増やそうと考えています。

利用者としてはリスクを負うことなく実際の取引を体験できる機会であり双方の思惑が一致する形でデモトレードが成立しています。


「リアル口座」とは?

「リアル口座」とは、「現金のやりとりが行われる本物の口座」を意味する言葉です。

「リアル口座」の使い方

本物のお金を入金したり投資したりなどやりとりする口座が「リアル口座」です。

架空のお金ではなく品物のバイバイに使える本物のお金をやりとりする口座であることから「仮想や架空ではないリアルな口座」という意味で「リアル口座」と呼ばれています。

本来の意味からすると銀行口座や証券口座などすべての口座が「リアル口座」に当てはまりますが、一般的に「リアル口座」と呼ばれるのは「練習や体験のために架空口座を提供している取引業者にある本物の口座」を指します。

架空や仮想の口座と区別する意味で「リアル口座」という言葉が使われているのでそのような本物ではない口座を提供していない業者、例えば銀行や信用金庫に解説されている預金口座を指して「リアル口座」と表現することは通常ありません。

「デモ口座」と「リアル口座」の違い

「デモ口座」「リアル口座」の違いは「お金のやりとり」です。

「デモ口座」は練習や体験のために設けられた架空の口座なのでやりとりされるのも架空のお金です。

負けても損はありませんが買っても利益になりません。

「リアル口座」は本物のお金で取引する口座なので損失や利益が生じます。

「デモ口座」の例文

・『デモ口座で取引を体験する』
・『投資に大失敗したがデモ口座のデモトレードなので損失はない』

「リアル口座」の例文

・『投資のためにリアル口座を開設する』
・『リアル口座には10万円の残高がある』

まとめ

「デモ口座」「リアル口座」は同じ口座でもまったくの別物です。

投資は危険なものではありませんが必ずリスクが伴うのも事実です。

いきなり取引を始めるのではなくまずは練習でしっかり経験を積んでから実際の取引に挑戦しましょう。