今日の私たちの生活は数多くの「ロゴ」や「エンブレム」に取り囲まれています。
ところで、この2語には何か違いや使い分けはあるのでしょうか? この記事では、「ロゴ」と「エンブレム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロゴ」とは?
「ロゴ」とは、「図案化や装飾化が施された文字や文字列のこと」を意味し、英単語“logo”に由来する外来語です。
会社や組織の名を冠した「ロゴ」や商品の名を冠した「ロゴ」など、街の看板から手元の製品の隅まで、個性溢れるたくさんの「ロゴ」を目にできると思います。
ちなみに、「ロゴ」と語源の“logo”はいずれも、“logotype”=「ロゴタイプ」の略語であり、「ロゴタイプ」自体はギリシャ語の「ロゴテュポス」(=連字活字)に由来しています。
「エンブレム」とは?
「エンブレム」とは、「象徴」や「記章」、「紋章」を意味し、同様の意味を指す英単語“emblem”に由来する外来語です。
「エンブレム」は「神性」や所属する「国」、「部族」など抽象概念を図や記号などで表したことが起源とされています。
「日本」を象徴するものと言えば「日の丸」のように、現代でも国旗や自動車に施されている装飾など、図形・動植物・天体などを用いて「国」や「組織」を象徴した多種多様な「エンブレム」を目にすることができます。
「ロゴ」と「エンブレム」の違い
「ロゴ」と「エンブレム」の違いを、分かりやすく解説します。
・「ロゴ」とは、「図案化や装飾化が施された文字や文字列のこと」を意味し、英単語“logo”に由来する外来語です。
・「エンブレム」とは、「象徴」や「記章」、「紋章」を意味し、同様の意味を指す英単語“emblem”に由来する外来語です。
両者の違いですが、「ロゴ」は主に「デザインが施された文字や文字列」のこと指し、「エンブレム」は主に「国や組織などの象徴を視覚的にデザインしたもの」を指しています。
したがって、「エンブレム」の区分けは漠然としていますが、「ロゴ」が指すのはあくまで「文字」であり、「図形」や「記号」は含みません。
まとめ
「ロゴ」は「デザインが施された文字や文字列」を指し、「エンブレム」は「国や組織などの象徴を視覚的にデザインしたもの」を指す点に違いがありました。
