この記事では、「らっきょう」と「エシャレット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「らっきょう」とは?
「らっきょう」は、ユリ科でネギに属する植物で、ネギの球根部分を食べます。
ちなみに、「らっきょう」が辛味とか苦みを出すのは、太陽により光合成をおこなうがゆえ、辛み成分が作られ苦みも同時に生み出されるのですが、あえて太陽の光を与えずに育てると「らっきょう」は、苦みと辛味が無くなるという特性を持ちます。
この特性を生かして栽培したのが「エシャレット」です。
「エシャレット」とは?
「エシャレット」は、「らっきょう」の苦みを取り去り、かつ辛味を取り去るにはどうすればよいかということを人間が考えた結果です。
つまり、元々「エシャレット」は、「らっきょう」だったんですが、日本人はよりおいしさを追求する過程で、太陽の光を与えないという方法に至り、「エシャレット」は、太陽に当たっていない「らっきょう」のことになります。
ちなみに「エシャレット」は、造語で西洋の野菜のシャレットというものに似ていることから作られた造語になります。
「らっきょう」と「エシャレット」の違い
両者の違いは、品種改良にあり、辛みがあり苦みがあるのが「らっきょう」で苦みと辛味を取り去ったのが「エシャレット」です。
ちなみにですが、フランスでは、シャレットという、まさにらっきょうに似た野菜がありまして、この野菜は、「らっきょう」に似ているんですが、別物になります。
つまり、フランスのシャレットは、玉ねぎの変異体で「らっきょう」と「エシャレット」は、ユリの植物でしかないです。
まとめ
「らっきょう」と「エシャレット」については、ユリの植物で食用になり、苦みと辛味が無いのが「エシャレット」で苦みと辛味があるほうが「らっきょう」です。
これとは別にフランス産のシャレットというものがあるんですが、こちらは玉ねぎの変異主なので全く別物になるんですが、形が「エシャレット」に似ているという紛らわしい野菜になります。
ちなみに、シャレットは、苦みがあることもあるんですがどちらかというと、香りが強く、料理の香り付けをする香辛料のような扱い方をします。