この記事では、「ダージリン」と「アールグレイ」の違いについて紹介します。
ダージリンとは?
茶葉の一種で、インドのダージリン地方で栽培されているものをいいます。
ダージリン及びカリンポンの特定地域で栽培されている茶葉しかダージリンと名乗ることはできません。
紅茶が有名ですが、ダージリンを使った烏龍茶や緑茶、白茶などもあります。
ヒマラヤ山麓の丘陵地で栽培されており、茶葉の生産には理想的な環境です。
そのため芳醇な香りと深みのある味わいになります。
ダージリンは紅茶の茶葉の中では非常に有名で、フルーティーな香りから紅茶のシャンパンと呼ばれることもあります。
時期によって、ファーストフラッシュ(一番摘み)・セカンドフラッシュ(二番摘み)・オータムナル(秋摘み)に分けられます。
アールグレイとは?
フレーバーティーの一種で、ベルガモットの香りをつけた紅茶のことをいいます。
グレイ伯爵というイギリスの伯爵が名前の由来ですが、なぜグレイ伯爵の名が付けられたのかははっきりしません。
ベルガモットは柑橘類で、アイスティーにしても香りが残るのが特徴です。
アールグレイに使われる茶葉に決まりはありませんが、中国茶であるキーマン茶を使用することが多いです。
ベルガモットの香りはミルクとも相性抜群なので、アールグレイはミルクティーにすることもあります。
ダージリンとアールグレイの違い
ダージリンは茶葉の名前ですが、アールグレイは茶葉を問わずベルガモットの香りをつけた紅茶のことをいいます。
そのためダージリンにベルガモットの香りをつければ、ダージリンであるともアールグレイであるともいえます。
ただし、アールグレイにはキーマン茶を使うことが多いです。
ダージリンは特有の香りをストレートで楽しむことが多く、アールグレイはストレートでもミルクティ、アイスティーにしても楽しめます。
まとめ
ダージリンは茶葉の名前で、アールグレイはフレーバーティーの名前です。