日本人にとって馴染みが深い食べ物はたくさんありますが、カレーやラーメンに匹敵するくらいメジャーなのが「とんかつ」でしょう。
日本中のある程度の規模の街には必ず専門店があると言っても良いでしょう。
そして、そこで出されているメニューの中でも人気なのが「ヒレカツ」です。
この記事では、「ヒレカツ」と「ヘレカツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒレカツ」とは?
「ヒレカツ」とは、フランス語の「フィレ=filet」と「コートレット=cotelette)」を繋げて、縮めた言葉で、一般的には豚の腰椎部分の内部の肉を薄切りにしてパン粉をつけて揚げた食べ物のことを言います。
通常は定食として供されることが多く、キャベツとご飯、味噌汁がつきます。
「ヘレカツ」とは?
「ヘレカツ」とは、フランス語の「フィレ=filet」と「コートレット=cotelette)」を繋げて、縮めた言葉で、要は「ヒレカツ」と同じものを指します。
フランス語の「フィレ」の発音を「ヘレ」と解釈したためにこの言い方になったと思われます。
「ヒレカツ」と「ヘレカツ」の違い
「ヒレカツ」と「ヘレカツ」の違いを、分かりやすく解説します。
結論から言えば「ヒレカツ」と「ヘレカツ」はどちらも「ヒレ=filet」という部位の肉を使用した「とんかつ」であるという意味では全く同じです。
「ヒレカツ」は関東で「ヘレカツ」は関西での呼び方であるという解説を見ることが多いですが、そんなに単純ではなく、実際には「ヘレカツ」は近畿地方の一部での呼び方と言った方が良いかもしれません。
まとめ
日本人にとって非常に馴染みが深い食べ物の一つである「とんかつ」の中でも「ヒレカツ」に関して説明してきました。
この「とんかつ」はフランス料理の「コートレット」が元であることは有名ですが、カレーやラーメンと同様にすでにフランス料理とは違うものに進化しています。
その特徴的なものがソースとキャベツでしょう。
この2つがあって初めて「とんかつ」であるというのは否定できないでしょう。