「おくら」と「ししとう」の違いとは?分かりやすく解釈

「おくら」と「ししとう」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「おくら」「ししとう」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「おくら」とは?

「おくら」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「おくら」「okra」と英語表記します。

「おくら」は、「アオイ科トロロアオイ属の多年草で、食用果実のこと」という意味があります。

「陸蓮根(おかれんこん)」という和名があります。

「おくら」は、原産地がアフリカ北東部で、多年草のため、繰り返し果実をつけますが、寒さに弱く日本では越冬できないことから一年草になっています。

成長した果実を食用とします。

5角形の「角おくら」は、10cm程度に、「丸おくら」は15㎝程度の大きさの果実が食べころで、それ以上大きくなると、繊維が発達し、食感が悪くなります。

日本に「おくら」が入ってきたのは、明治初期で、広く栽培されるようになったのは、昭和30年代になってからとされています。

「おくら」はベータカロチンやビタミン群が豊富で、夏野菜として食されています。

サラダやあえ物、天ぷらやスープなど、様々な用途があり、粘り気が特徴となっています。


「ししとう」とは?

「ししとう」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ししとう」「ししとうがらし」の略で「獅子唐辛子」と漢字表記します。

「ししとう」は、「ナス科唐辛子属に属する唐辛子の甘み種」という意味があります。

植物学的には「ピーマン」と同種で、同じような味わいがあります。

中南米が原産地で、大航海時代に世界中に広まりました。

「ししとう」は完熟すると実が赤くなりますが、食用にするのは緑色の未熟果になります。

「獅子唐辛子」という和名の由来は、実の先端に獅子の口に似たものができるためとされています。

中南米産のため暑さに強く、夏野菜として親しまれています。

「ししとう」は焼いて食べたり、煮たり、揚げたりと、様々な調理法で味わうことができます。

また「ししとう」は、ピーマンのような味わいが特徴ですが、中には唐辛子のような辛いものが含まれていて、ロシアンルーレットのような楽しみ方もできます。


「おくら」と「ししとう」の違い

「おくら」「ししとう」の違いを、分かりやすく解説します。

「おくら」は、「アオイ科トロロアオイ属の多年草で、食用果実のこと」という意味があります。

一方「ししとう」は、「ナス科唐辛子属に属する唐辛子の甘み種」という意味があります。

「おくら」「ししとう」は、色や大きさが似ていて、夏野菜という共通点があります。

ただし、「おくら」はアフリカが原産地なのに対して、「ししとう」は中南米が原産地という違いがあります。

また、「おくら」はネバネバしているのに対して、「ししとう」は時々辛いものが混じっているという違いもあります。

まとめ

「おくら」「ししとう」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、野菜売り場で購入する時に役立つかもしれません。