この記事では、「オールスパイス」と「」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オールスパイス」とは?
フトモモ科の常緑樹、またその果実です。
ジャマイカが原産地とされています。
果実には、シナモン、クローブ、ナツメグをあわせたような香りがあります。
このことから「オールスパイス」と呼ばれるようになりました。
「オール」というと、さまざまなものを混ぜ合わせているイメージがありますが、一つの植物の果実です。
この香辛料は、ホールの形のものと、粉末のものとが販売されています。
さまざまな料理に活用することができますが、肉料理との相性がよいです。
シナモン、クローブ、ナツメグを使用する肉料理との相性がよく、幅広く活用できます。
たとえば、ハンバーグ、唐揚げ、牛スジ煮込みなどにすると香りを楽しみながら、おいしく食べることができます。
また、お菓子にも活用できます。
クッキー、ケーキ、プリンなどさまざまなものとの相性がよいです。
生地の中に混ぜ込んでもよいし、アイスの上からかけるなどしてもよいです。
特にお菓子の場合は、カカオ分が高いチョコレートのような苦味の強いものよりも、甘いものへの使用がむいています。
「オールスパイス」の言葉の使い方
フトモモ科の常緑樹とその果実を指して使用する言葉です。
スパイスとして販売されているものは、ホールと粉末がありますが、どちらもこの名で呼んでいます。
「クレイジーソルト」とは?
アメリカで製造され、日本では日本緑茶センターが販売している調味料のことです。
塩にスパイスやハーブなどを加えています。
この調味料は1960年代にアメリカのジェーンおばさんによって作られました。
彼女は岩塩にハーブを加えて、手作りの調味料を楽しんでいました。
最初は家族のために作っていましたが、クリスマスのプレゼントに友人などに配ったところ好評で、一年中使いたいとの声から商品化されました。
原料は岩塩、ペッパー、オニオン、ガーリック、タイム、セロリ、オレガノです。
肉、魚、卵、サラダなど、さまざまな料理に活用することができます。
ポークソテーやポトフなど洋風の料理だけでなく、豆腐など和風の食材にもあわせられる調味料です。
この製品には、クレイジーペッパー、クレイジーレモン、クレイジーガーリック、クレイジーバジルなどのラインナップもあります。
「クレイジーソルト」の言葉の使い方
岩塩にハーブを加えた調味料を指して使用する言葉です。
アメリカで製造され、日本では日本緑茶センターが販売しているものをいいます。
「オールスパイス」と「クレイジーソルト」の違い
前者はフトモモ科の植物のことです。
その果実を香辛料として利用しています。
後者は岩塩にハーブを加えたものです。
ハーブにはペッパー、オニオン、ガーリック、タイム、セロリ、オレガノを使用しています。
製品に「オールスパイス」は入っていません。
まとめ
調味料として使用される点が似ていますが、それぞれ別のものです。