「シャーベット」と「アイス」の違いとは?分かりやすく解釈

「シャーベット」と「アイス」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「シャーベット」「アイス」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「シャーベット」とは?

「シャーベット」「sherbet」と英語表記します。

「シャーベット」は、「果汁にシロップ、香料を混ぜて凍らせた氷菓子のこと」という意味があります。

和歌などにおいては、夏の季語になっています。

「シャーベット」の中には、牛乳など、乳脂肪分を含むものもあります。

「シャーベット」「アイスクリーム」のルーツになったとされるもので、古代中国・殷の時代や、古代エジプト時代にも存在したと言われ、貴族や富裕層の食べ物だったと言います。

ローマ帝国皇帝・ネロは、アルプスから万年雪を取り寄せて、花の蜜、果汁、ハチミツなどで味付けをしたものを食べていたとされています。

また「シャーベット状」という言葉があり、氷菓子の「シャーベット」のようになった、雪道の雪の状態などを指します。

「シャーベット状」になった路面は滑りやすく、転びやすいので注意が必要です。


「アイス」とは?

「アイス」「ice」と英語表記します。

「アイス」「氷」または「氷で冷やすこと」という意味があります。

また、「アイス」には、「アイスクリーム」「アイスキャンディー」という意味があります。

「アイスクリーム」は、「牛乳や砂糖、卵黄に香料を加えて、凍らせた氷菓子のこと」という意味があります。

また「アイスキャンディー」は、「果汁などを容器に入れて、中心に木の柄を挿して凍らせた氷菓子のこと」という意味があります。

「シャーベット」に対応するのは、「アイスクリーム」または「アイスキャンディー」になります。

日本人で初めて「アイスクリーム」を食べたのは、1860年に咸臨丸で渡米した、「万延元年遣米使節団(まんえいがんねんけんべいしせつだん)」と言われています。

さらに使節団メンバーだった町田房蔵が開いた、横浜馬車道通の「氷水屋」で製造・販売した「あいすくりん」が、日本初の「アイスクリーム」とされています。


「シャーベット」と「アイス」の違い

「シャーベット」「アイス」の違いを、分かりやすく解説します。

「シャーベット」も、「アイス」も、どちらも氷菓子という共通点があります。

ただし、「シャーベット」「果汁にシロップ、香料を混ぜて凍らせた氷菓子」なのに対して、「アイス」「牛乳や砂糖、卵黄に香料を加えて、凍らせた氷菓子のこと」という意味があります。

このように、「シャーベット」の材料は果汁、シロップなどなのに対して、「アイス」の材料は、牛乳、砂糖、卵黄などという、材料の違いがあります。

まとめ

「シャーベット」「アイス」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、氷菓子を食べる時の理解度が深まるかもしれません。