「うどん」と「きしめん」の違いとは?分かりやすく解釈

「うどん」と「きしめん」の違いとは?食べ物・飲み物

この記事では、「うどん」「きしめん」の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。

「うどん」とは?意味

切ったとき断面がきれいな円形になっている麺を「うどん」と呼びます。

なかには四角の断面もありますが、スーパーや飲食店では太くて丸い断面で、直径が1. 7mm以上の太い乾麺を指すわけです。

食べ方としては、たっぷりのお湯に入れて茹でたらザルにあげて水気をとってから別に作っておいた汁の中に入れて食べます。

上にのせる付け合せは、一般的に輪切りにしたネギやすりおろした大根や生姜ですが、甘く煮た油揚げをのせればきつねになり、天ぷらをのせると「たぬきうどん」と呼びます。

冬は温めた汁の中に入れて食べたり、鍋焼きうどんとして煮詰めて食べていますが、夏はざるそばのように冷たく冷やして濃い目の汁の中につけて食べる「ざるうどん」も人気の食べ方になります。


「きしめん」とは?意味

幅が4. 5mm以上で、厚さ2. 0mmの平たい帯状の麺を「きしめん」と呼びます。

名古屋の名物として多くの人に親しまれてきた麺であり、三河池鯉鮒宿はキジ肉と一緒に食べたり、東海道芋川では「平打ちうどん」と呼ばれています。

「きしめん」の由来としては、中国で親しまれている「碁石麺」(きしめん)というお菓子であり、練った小麦粉を竹筒に入れるため平たく伸ばして碁石の形状にして抜き、そこにきな粉をかけて食べるのです。

この平たい独特な形状であれば麺に味がしっかり馴染みますし、茹でる時間を短縮できます。


「うどん」と「きしめん」の違い

どちらも原料は小麦粉で伸ばした麺ですが、「うどん」はコシがあり、歯応えを楽しむものです。

弾力があり、食べ応えがあるところが選ばれる理由でもあります。

茹でても伸びにくいので鍋に入れたり、鍋焼きにするのに適した太さが日本人の和食に合う麺として古くから選ばれています。

ラーメンや蕎麦よりも値段が安いことから、大衆向けの麺として幅広い年代に受け入れられているわけです。

もう一方の「きしめん」は、かなり長さがあるところが独特ですが、茹でる時間が短くてすむところが忙しい人の間で選ばれています。

しかし、平べったい形状のためコシが弱いので歯ごたえは感じられず、つるつるっと喉ごし良く食べられる麺という違いがあります。

まとめ

どちらも原料は小麦粉ですが、形状と長さに違いがあります。

それぞれの特徴から自分が食べやすい方を選んでみるといいでしょう。