この記事では、「一味唐辛子」と「粉唐辛子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一味唐辛子」とは?
ナス科の植物の中で辛い果実をつけるものの果実を、乾燥させて粉末にしたものです。
赤い色をしています。
原料となるのは唐辛子のみです。
唐辛子はナス科の一年草で、夏になると花を咲かせ、細長い果実は熟すと赤くなります。
南アメリカが原産とされており、日本には16世紀ころに伝えられました。
これは調味料として使用されます。
調理に辛みを与えたいときに加えます。
どのような料理でも辛くしたいときに使用することができます。
また、調味料として牛丼、パスタ、エビチリ、麻婆豆腐、そばなどに料理が完成した後に加えることもあります。
料理が完成した後なら、好みに合わせて辛さを調整することができます。
保存方法には注意が必要です。
開封後には湿気や害虫を避けるために冷蔵庫で保存をします。
開封後はできるだけすぐに使い切るようにします。
大量に使用することはないので、すぐに使い切ることは難しいと思います。
そういった場合は、少量のものを購入するとよいでしょう。
また、これは自分で作ることもできます。
乾燥している唐辛子をミルで粉にすれば完成です。
生の唐辛子を購入した場合は、天日干しをすればカラカラになります。
完全に乾いた状態にしてから粉末にするようにします。
少しでも水分があるとうまく粉末状にならず、また保存性が悪くなります。
「一味唐辛子」の言葉の使い方
乾燥した唐辛子を粉にした調味料を指して使用する言葉です。
使用している原料が唐辛子だけの場合をいいます。
「粉唐辛子」とは?
韓国料理に使われる粉末または粗びきの唐辛子のことです。
日本のものとは辛さが異なります。
また、辛い中にもわずかに甘味を感じることができます。
唐辛子と呼ばれているものにはいくつか種類があり、品種によって辛さの具合などが異なるのです。
これは韓国料理に主に使われます。
たとえば、キムチやスンドゥブなどです。
これらの料理には、ある程度の量の「粉唐辛子」が使用されます。
大量に使用するものの場合、他のもので代用すると味が変わってしまいますが、わずかな量であれば代わりのものを使用して料理を作ることができます。
たとえば、そば、ラーメン、丼ものなどに振りかけて食べます。
「粉唐辛子」の言葉の使い方
韓国料理に使われる粉末または粗びきにした唐辛子を指して使用する言葉です。
唐辛子のみを原料にしているものをいいます。
「一味唐辛子」と「粉唐辛子」の違い
ナス科の一年草の赤くて辛い種子を粉末にしたものである点は同じですが、この2つは別のものとされています。
前者は日本のもので、後者は韓国料理に使われるものです。
使用している唐辛子の種類が違うため、味に違いがあります。
まとめ
2つのものは唐辛子を粉末にしたものである点は同じですが、使用している唐辛子が異なり、味が異なります。