この記事では、「惣菜」と「総菜」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「惣菜」とは?
ご飯に合う味付けや、食材を使って作る料理を「惣菜」【そうざい】といいます。
例えば、肉じゃがやイカの煮付け、コロッケ、きんぴら牛蒡といったものはご飯にとても合い、「惣菜」としてスーパーでは小分けにして販売するわけです。
スーパーでは「惣菜売り場」としてその区間に寿司や揚げ物、炒め物まで、すでに出来ているおかずが並び、これをまとめて「惣菜」と呼びます。
「総菜」とは?
食事の副食という意味がある「総菜」【そうざい】は、白米を美味しく食べられるため作られている食べ物を指す総称です。
買ってくればそのまま手を加えずに、すぐ食べられるおかずを意味します。
ご飯のお供として作られるため、とんかつやひじきの炒め物やじゃがいもの和え物、春巻き、海老チリといった少し味が濃く、白米に合うおかずを指すわけです。
「惣菜」と「総菜」の違い
「惣菜」と「総菜」の違いを、分かりやすく解説します。
多くの店では「惣菜」といっておかずを販売していますが、「惣」は常用漢字ではないため、新聞では使われていない漢字になります。
そのため、新聞では常用漢字である「総菜」を使って文章を書くのでよく目にする漢字です。
しかし、現在では多くの人が「総菜」を「惣菜」と認知して受け入れているので、日常生活でも「惣菜」をよく使われています。
「惣菜」の例文
・『スーパーでは、旬の食材を使った彩りの良い惣菜を販売する』
・『一年を通して人気の惣菜は、厚みがあるとんかつや餃子だ』
「総菜」の例文
・『兄は総菜の中でも麻婆豆腐や八宝菜といった中華が好きだ』
・『総菜を好きなだけ取り分けて、重さで値段が決まる店で買う』
まとめ
意味や読み方がまったく同じ言葉を2つ取り上げましたが、常用漢字か、そうではないとの違いがあります。
職場や人に配る書類には「総菜」と使った方がいいでしょう。