この記事では、「増強」と「強化」の違いを分かりやすく説明していきます。
「増強」とは?
「増強」は「ぞうきょう」と読みます。
意味は「人員や設備、素材などを増やしてより大きな働きをする様にすること」です。
「増強」の言葉の使い方
「増強」は名詞として「増強する・した」「筋力増強剤」などと使われます。
「増」は「ま(す)」とも読み「数量・度合いが大きくなる」という意味、「強」は「つよ(い)」とも読み「力や勢いがある」「固く丈夫だ」という意味、「増強」で「力や勢いが大きくなること」になります。
基本的に、現在ある程度強さがあるものに、要素を加えて更に強くすることを表します。
「強化」とは?
「強化」は「きょうか」と読みます。
意味は「程度を大きくしたり、内容を徹底させること」です。
「強化」の言葉の使い方
「強化」は名詞として「強化する・した」「体力強化」などと使われます。
「強」は「力や勢いがある」「固く丈夫だ」という意味、「化「は「ば(ける)」とも読み「前と違った姿・状態になる」「影響を与えて人をよい方に変える」という意味、「強化」で「影響を与えて前より良い状態にすること」になります。
基本的に、組織が持続的の行う取り組みに使われることが多くなります。
「増強」と「強化」の違い
「増強」は「力や勢いが大きくなること、現在ある程度強いものに要素を加えて更に強くするニュアンス」です。
「強化」は「影響を与えて前より良い状態にすること、組織が持続的に行うニュアンス」です。
「増強」の例文
「増強」の例文は以下の通りです。
・『兵力を増強する』
・『禁止されている筋肉増強剤を使う』
「強化」の例文
「強化」の例文は以下の通りです。
・『子供の国語力を強化する』
・『PCのセキュリティを強化する』
まとめ
今回は「増強」と「強化」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。