この記事では、「オブザーバー」と「アドバイザー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オブザーバー」とは?
「オブザーバー」は英語の「observer」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「観察者・観測者」という意味で、ものごとが変化する様子を記録する人のことです。
2つ目は「監視者・偵察者」という意味で、ものごとが正しく行われているか見守る人のことです。
3つ目は「会議の立会人」という意味で、会議に出席して傍聴する人のことです。
4つ目は「会議のご意見番」という意味で、会議に出席して発言権はあるが、議決権はない人のことでです。
5つ目は「法律や慣習などを順守する人」という意味で、決まりをきっちりと守る人のことです。
上記に共通するのは「見守る」という意味です。
「オブザーバー」の使い方
「オブザーバー」は名詞として「オブザーバーとして参加する」「オブザーバーを呼ぶ」「オブザーバー制」などと使われます。
基本的に、ものごとを観察・監視する人や、会議の立会人や傍聴人に使われる言葉です。
「アドバイザー」とは?
「アドバイザー」は英語の「adviser/advisor」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「忠告者・助言者」という意味で、あることについて人にああした方がいい、こうした方がいいと意見を言う人のことです。
2つ目は「ビジネスとして人に助言する職業のこと」という意味で、ビジネスとして、会社経営やお金の使い方などについて企業に助言する人のことです。
3つ目は「企業の相談役・顧問」という意味で、ある企業に専任として従事する役員のことです。
4つ目は「顧問教師」という意味で、学校の科目選択や進路指導などをする為にいる教師のことです。
上記に共通するのは「忠告・助言する」という意味です。
「アドバイザー」の使い方
「アドバイザー」は名詞として「アドバイザーになる」「アドバイザーの意見を聞く」などと使われます。
基本的に、人に対して忠告・助言する人や、企業の相談役・顧問などの役員に使われる言葉です。
「オブザーバー」と「アドバイザー」の違い
「オブザーバー」は「ものごとを観察・監視する人」「会議の立会人や傍聴人」という意味です。
「アドバイザー」は「人に対して忠告・助言する人」「企業の相談役・顧問などの役員」という意味です。
「オブザーバー」の例文
・『会議にオブザーバーとして出席する』
・『議論中にオブザーバーに意見を求める』
・『今日はOBがオブザーバーとして練習に参加する』
・『我社では会議にオブザーバー制度を設けている』
「アドバイザー」の例文
・『人事アドバイザーの意見を聞く』
・『人財バンクのアドバイザーと面談する』
・『経営アドバイザーとして有名になる』
・『金融アドバイザーから投資のコツを学ぶ』
まとめ
今回は「オブザーバー」と「アドバイザー」について紹介しました。
「オブザーバー」は「立会人・傍聴人」、「アドバイザー」は「忠告者・助言者」と覚えておきましょう。