この記事では、「ガラス」と「グラス」の違いについて紹介します。
ガラスとは?
ガラスは食器などに使われている素材の一種で、珪砂や炭酸ソーダ、石灰などから作られます。
非晶質の無機固体で、ガラス転移点を持っています。
オランダ語の「glas」が語源とされ、それが訛ってガラスになったとされます。
ガラスの歴史は非常に古く、紀元前4000年頃には既に存在しています。
古代メソポタミアでは、二酸化ケイ素の表面を溶かしたガラスビーズが作られました。
ガラスの多くは透明ですが、添加物を混ぜて着色しているものもあります。
例えば、コバルトを混ぜると青いコバルトガラスになりますし、硫黄とカルシウムを混ぜると濃い黄色になります。
ガラスの用途は幅広く、窓ガラスや食器など身近なところにも使われています。
また、電子部品など工業用として使われているものもあります。
それから特殊な機能を備えたガラスも様々あり、防弾ガラスや水ガラス、クリスタルガラス、光触媒クリーニングガラス等が挙げられます。
防弾ガラスは、弾丸が貫通しないようになっている強度の高いガラスです。
グラスとは?
グラスとは、飲み物などを入れるガラスでできた食器のことをいいます。
「glass」という単語が語源で、英語の「glass」にはガラスという意味もあります。
日本語のグラスはガラスそのものではなく、ガラスで作られている食器のことを指します。
飲み物だけではなく、アイスクリームやプリン等スイーツをいれるガラス製の食器をグラスと呼んだりもします。
グラスには、ワイングラスやカクテルグラス等もあります。
ガラスとグラスの違い
ガラスはグラスの素材です。
ガラスで作られている飲み物などをいれる食器のことをグラスといいます。
英語の「glass(グラス」はガラスのことも指しますが、日本語のグラスは素材のガラスではなくガラスでできた食器を指します。
まとめ
ガラスは、グラスに使われている素材です。