普段からエコに気を使っていると、使っている電気製品の消費電力が気になります。
例えばエアコンなどでは、2000年あたりから急激に消費電力量が下がっているので、古い製品を使ってる場合は新しいモデルに買い換えるだけで大幅に電気代が下がります。
この時重要な「消費電力」を測るのに使われるのが「kW」や「kWh」です。
この記事では、「kW」と「kWh」の違いを分かりやすく説明していきます。
「kW」とは?
「kW」とは「キロワット」の略で、瞬間の電力消費量のことです。
kは1000を表すので、1kW=1000Wということになります。
Wは瞬間に流れる電流(A=アンペア)x電圧(V=ボルト)という式で計算します。
以前は「KW」のように2文字とも大文字で表記されていましたが、現在はWのみ大文字にするのが一般的です。
「kWh」とは?
「kWh」とは「キロワットアワー」の略で、1時間あたりで消費される電力量のこと示す言葉です。
継続的に消費される電力の総量を表します。
「kW」と「kWh」の違い
「kW」と「kWh」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは「電力消費」に関する値であるのは同じですが、もっとも大きな違いは、「kW」はその瞬間に消費される電力量であるのに比べて「kWh」はその蓄積によって消費される「電力の総量」を表すということです。
つまり、消費電力1kWの電化製品があるとして、この電気製品を1時間使い続けた時に消費された電力が1kWhということになります。
当然1日使えば24kWhになります。
電気代はこの総消費量をベースに計算されます。
まとめ
この記事では消費電力を測る単位としての「kW」と「kWh」の解説を行いましたが、これらの大きさを常に気にすることは電気代の削減に繋がるのはもちろんですが、それよりさらに重要なことは、この感覚を持つことが限りあるエネルギーの有効活用に繋がるということです。