「ベビーパウダー」と「シッカロール」の違いとは?分かりやすく解釈

「ベビーパウダー」と「シッカロール」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ベビーパウダー」「シッカロール」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ベビーパウダー」とは?

「ベビーパウダー」とは、乳幼児の肌を守るための粉末です。

乳幼児の肌は敏感なので、あせもやおむつかぶれになりやすく、赤く腫れて炎症を起こしてしまう場合もあります。

そういった症状を予防するために使うのが、「ベビーパウダー」です。

ベビーパウダーは、吸水性や撥水性に優れているため、乳幼児の肌をさらさらに保つことが期待できます。


「シッカロール」とは?

「シッカロール」とは、ベビーパウダーの一種で、1916年に和光堂が発売した商品名です。

殺菌作用のある成分を含み、乳幼児の肌の手入れの他にも、成人が肌の手入れやかみそり負けした後の肌の保護などにも用いています。


「ベビーパウダー」と「シッカロール」の違い

「ベビーパウダー」の主成分は、トウモロコシ由来のコーンスターチです。

一方で、「シッカロール」の主成分は、亜鉛華または亜鉛華デンプンです。

使用方法としてはほとんど同じで、あせもやかぶれの予防、炎症を抑えたり、スキンケアとして成人が使用する場合もあります。

乳幼児の肌を保護するスキンケア製品としては、スキンオイルなどがありますが、べたついたり、香りがついていたりする製品もあり、乳幼児の体質や用途に応じて使い分ける必要があります。

ベビーパウダーやシッカロールに含まれる、タルクと呼ばれる成分について、人体への安全性が懸念される時期がありましたが、現在は厳しい基準値の検査が義務付けされているため、安全な製品を手に取ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「ベビーパウダー」「シッカロール」は、長年親しまれてきた、乳幼児の肌を守るための粉末剤です。

肌が敏感な成人も、安心して使うことが出来ます。

現代では、スキンケア商品の研究や開発が進み、様々な商品があるため、ベビーパウダーやシッカロールを家庭で使用する機会も減ってきたようですが、子供たちの肌を守る努力は、今も昔も変わらないと言えるでしょう。