「レセプション」と「パーティー」の違いとは?分かりやすく解釈

「レセプション」と「パーティー」の違い専門用語・業界用語

人を招いて開く集まりを指す言葉に「レセプション」「パーティー」があります。

このふたつはどのような基準で区別されているのでしょうか。

今回は、「レセプション」「パーティー」の違いについて解説します。

「レセプション」とは?

「レセプション」とは、「歓迎会」を意味する言葉です。


「レセプション」の使い方

新たに迎え入れた人やイベントに参加する人などを主催者として出迎え歓待する目的で開かれる集まりのことを「レセプション」といいます。

本来は出迎のための集まりのみを意味する言葉ですが、現在では幅広く「人をもてなすために開催される集まり」という意味で使われている言葉です。

現在「レセプション」という場合は「招待状を送付し招かれた人のみが出席できるイベント」を表します。

新人歓迎会や慰労会以外にも製品発表会や製作記者会見など「特定の人を招いて開かれる目的を持った集まり」「レセプション」です。

「レセプション」の目的は「招待客のおもてなし」です。

主催者はもてなし歓待したいと思う人を集まりに招き、招かれた人は酒食の提供を受けたり出し物を見たりして楽しい時間を過ごします。

重要な発表やお披露目などその他の目的も含まれますが、基本的には招待客のおもてなしそのものが主目的です。


「パーティー」とは?

「パーティー」とは、「社交のための集まり」を意味する言葉です。

「パーティー」の使い方

誕生日を祝ったり会社の設立を祝福したりなど記念や節目の日に開かれることが多い「パーティー」ですが、本来は記念や祝いを目的とする集まりだけではなく「人が寄り集まって交流する会合」を意味する言葉でした。

大勢の人が集まるきっかけとして祝い事や記念行事などが多いことから現在では主に祝いや記念の集まりを「パーティー」といいますが、「たこ焼きパーティー」「鍋パーティー」など特に目的がなく社交や交流のためだけに開かれる集まりが本来の意味での「パーティー」に当たります。

「レセプション」と「パーティー」の違い

「レセプション」「パーティー」「目的」に違いがあります。

「レセプション」の目的は主催者から招待客へのおもてなしなので、美味しい料理や魅力的なイベントで楽しい時間を過ごしてもらうために人を招きます。

「パーティー」の目的は「参加者同士の交流」です。

料理の提供や出し物など主催者から参加者への歓待もありますが、出席者同士がしゃべったりふれあったりして交流してもらうのが集まりの主目的です。

企業や団体などが主催者として公式に開くのが「レセプション」、公式に開催されるもの以外に友人同士や知り合いどうしなど私的な集まりも含むのが「パーティー」という違いでも区別されます。

まとめ

「レセプション」「パーティー」は本来まったくの別物ですが、近年は特に区別することなく同じような身で使われるケースが増えています。

目的の有無や主催者の姿勢などによって区別されますがあいまいな部分も多いので言葉の意味をしっかり覚えておきましょう。