「図書」と「書籍」の違いとは?分かりやすく解釈

「図書」と「書籍」の違いとは?専門用語・業界用語

この記事では、「図書」【としょ】と「書籍」【しょせき】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。

「図書」とは?意味

単独で発行したもので、厚みがある書物や書籍を「図書」【としょ】と呼びます。

これに分類されるものとしては、1人か複数の筆者や編集者によって読みやすくまとめられている本であり、次に販売される続編はなく、1冊で完結するものを指す言葉です。

ただ、人が知識を得たいと思うために目を通すものであり、人から高い評価を得ているものだけが「図書」に分類されます。


「書籍」とは?意味

文章を印刷した紙を束にして、片方だけを特殊な糊で閉じてあわせたものを「書籍」【しょせき】と言います。

一般的には、題名や作者の名前が書かれてある表紙を一番上に付けたものを指しますが、雑誌以外の本や書物、図書をこのように呼ぶわけです。

販売する場所は書店であり、雑誌とは区別された出版物として取り扱われています。


「図書」と「書籍」の違い

評価を得た子供から大人が読んでためになる本を一般的に「図書」と言って推薦するわけです。

そのため、「推薦図書」と言って子供が夏休みに読むために勧めるものとして選ばれる絵本や小説、百科事典などもこの類に当てはまります。

とくに、研究するため参考にする資料や参考書は教育的な概念から勧められる本になるのです。

もう一方の「書籍」は、ISBNコードというものがある出版物を指すため、月刊誌や週刊誌などはこの類に含まれません。

「図書」の例文

・『教育図書は子供の教育を補助するのに役立つ本として選ばれている』
・『教育的な役目を担う図書は、知性と感性を養うことに役立つ』

「書籍」の例文

・『本屋に並ぶ書籍は年代や性別で見つけられるように並べられている』
・『広告がない書籍は、定期刊行物に分類されないものが当てはまる』

まとめ

どちらも人が読む物ですが、知識を与えるもので教育的要素が強いか、雑誌ではない本であるか自分なりに違いを見つけて、使ってみるといいでしょう。