「片栗粉」と「小麦粉」の違いとは?分かりやすく解釈

「片栗粉」と「小麦粉」の違いとは?食べ物・飲み物

この記事では、「片栗粉」「小麦粉」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「片栗粉」とは?

じゃがいもからとった澱粉【でんぷん】をしっかり乾燥させて粉末にし、パウダー状のようになるまで砕いたものを「片栗粉」【かたくりこ】といいます。

皮を剥いたじゃがいもを擦ってから水の中に入れると白い澱粉が出てくるので、それを乾燥させてから粉末状にするわけです。

それを手で触ったとき、滑らかで水に溶けやすい粉末状にした「片栗粉」は澱粉が主成分になります。

少しの量でも水を入れて調理の過程で入れればとろみがつき、独特な滑らかさが味わえる料理になるのです。


「小麦粉」とは?

小麦を滑らかさがあるほどかなり細かく粉状にしたものを「小麦粉」【こむぎこ】といいます。

食材に絡みやすいため、肉にまぶしてフライドチキンにしたり、水と卵で混ぜ合わせて、海老や椎茸、南瓜【かぼちゃ】にたっぷり付けて油で揚げた天麩羅にして食べるのです。

他にも卵と混ぜ合わせてクッキーやバームクーヘンといったお菓子を作る材料にするなど、幅広い食べ物に使われています。

また、餃子の皮やパンに使える強力粉をはじめ、うどんに最適な中力粉、お菓子作りによく使われている薄力粉があるのも特徴的です。


「片栗粉」と「小麦粉」の違い

「片栗粉」「小麦粉」の違いを、分かりやすく解説します。

デンプンが主成分の「片栗粉」は、少量でも料理にとろみをつけられて、独特な舌触りが楽しめるようになります。

そのため、料理のタレやソースを作るときに使われることが多い粉です。

そのまま食材に付けて揚げれば「小麦粉」よりもカラッとした食感に仕上げられますし、カロリーを抑えた調理ができます。

もう一方の「小麦粉」にはたんぱく質と澱粉が含まれていて、お菓子や揚げ物、麺、ピザの生地といった幅広い料理に使われている粉です。

卵や牛乳といった食材との相性がいい「小麦粉」には3種類の粉タイプがあり、用途に合わせて選べます。

まとめ

どちらも粉を指すものですが、使い方や主成分に違いがありますので、うまくその料理に合う方を選んで、異なる点を見比べてみるといいでしょう。