この記事では、「イタリアン」とフレンチ」について紹介します。
イタリアンとは?
イタリアンとは、イタリアを発祥とする料理やその文化のことをいいます。
イタリアンは英語だと「Italian」と書き、イタリア風とかイタリア人といった意味があります。
それが日本では、イタリア料理を指す言葉になりました。
イタリアは複数の国に分かれていた歴史があるので、地域によって料理も大きく異なります。
そのため日本人がイメージするイタリアンはイタリアの特定の地域でしか食べられていないということも多いです。
地中海沿岸ではシーフードを使った料理が多く、イカやタコなども食べられています。
イカやタコは、それ以外のヨーロッパではあまり食べられません。
また、イタリアンの特徴を挙げると、シンプルな味付けで素材の良さを活かす調理法にあります。
日本にイタリア料理が入ってきたのは明治時代で、その後イタリアンとして広く親しまれるようになりました。
フレンチとは?
フレンチとは、フランス発祥の料理とその食文化のことをいいます。
フレンチは英語で「French」と書き、フランス風とかフランス人といった意味があります。
日本ではフランス料理のことをフレンチというようになりました。
フレンチは、中華料理やトルコ料理と並んで世界の三大料理の一つに数えられます。
そのためフランスというと美食の国というイメージも定着しています。
国の晩餐会などでもフレンチが献立に選ばれることが多いです。
フレンチでは、テーブルマナーなども確立されています。
フレンチというとコース料理を思い浮かべますが、コースで振る舞われるようになったのは19世紀に入ってからのことです。
料理が冷めないように一品ずつ運んだのが始まりとされます。
コース料理に決まりなどはありませんが、オードブル(前菜)・スープ・魚料理・ソルベ・肉料理・デザート・コーヒーの順で提供されることが多いです。
イタリアンとフレンチの違い
フランス料理は、イタリア料理の影響を受けて発展したといわれています。
イタリアからフランスの王家に嫁いだカトリーヌ・ド・メディチが、沢山の料理人を連れてきたからです。
そのためフレンチのベースになっているのがイタリアンといえるでしょう。
イタリアンは素材の味を引き出すシンプルな料理が多く、フレンチは複雑に凝った料理が多くあります。
特にソースにこだわっていて、見た目も洗練されています。
それからテーブルマナーなどにも違いがあります。
日本ではイタリアンの方がフレンチよりもカジュアルな印象があります。
イタリアンのパスタやピッツァなどは軽食としても食べられているからでしょう。
フレンチは晩餐会などでも提供されるので、少し堅苦しい印象を持つ人もいます。
まとめ
イタリアンとフレンチの違いは、調理法やテーブルマナーにあります。
シンプルなのがイタリアンで、複雑で洗練されているのがフレンチです。